見出し画像

リージョナルスタイル設立記|第4話「想い」

リージョナルスタイル事務局の原田です。『株式会社X(社名未定)』に4社目となる加盟企業を迎えた前回。そろそろ正式な社名を付け、コーポレートアイデンティティを明確にしようと、一行はある場所に集合し・・・リージョナルスタイル設立記、第4話です!

設立記概要

2009年のリージョナルスタイル設立から2016年までを、全20話にてお届けします。
※弊社取締役の植田が2016年12月~2017年1月に個人ブログにて執筆したものを再編集して掲載しています。
※植田プロフィール
https://www.regional.co.jp/consultant/ueda.html

第4話「想い」

リージョナルスタイルの始動

『株式会社X』のままではさすがに営業活動も難しく、ちゃんと社名を決めようと、丸山さん・高岡さんと3人で複数の案を持ち寄ることに。この活動に込められた想いを整理しながら、慎重に絞り込んでいきます。

2009年当時は、地方創生の大きな動きもなく、U・Iターン転職には、どことなく良い印象がなかったように思います。また、ローカルという単語には“田舎”な印象があって、この単語が入った社名は避けたいと思っていました。

高岡さんの会社名がリージョンズということもあり、その語源である「リージョナル(地域の~/地方の~)」を使いたいということだけはすぐに決まりました。それから、「活動によって得る生活・人生」を指すのに「スタイル」がぴったりだと感じ、『株式会社リージョナルスタイル』という社名に決定しました。

もともとU・Iターン転職のマーケットは、世の中の景気が悪くなると、人材系大手企業が地方から事業撤退し、そして景気が良くなると再進出をするという、そんなことを繰り返してきたマーケットだという印象があります。

実際に私もリクルート中国支社で営業を10年経験して、地域の企業経営者に、いつもそんなお叱りを受けてきました。だからこそ、このマーケットでサービスを始める時に、一度サービスを始めたら、景気やトレンドに関係なく、意地でも根を張って続けないといけないという想いがありました。

今、日本が人口減少を背景に、国を挙げて地方創生を叫んでいます。それによって私たちのサービスが脚光を浴びることもあって嬉しいですが、このブームに関係なく骨太なサービスを続けていきたいです。

そうだ、森へ行こう

実は、リージョナルスタイルの最初の4社の加盟から、次の5社目の加盟まで、1年以上の期間が空いています。この期間に、私たちは理念をより明確にし、ずっと使い続けられるコーポレートアイデンティティを考えていました。

丸山さんの発案のもと、山田博さん(※)の監修で、最初の加盟4社での経営会議は、“森”で行いました。

(※)山田 博-株式会社森へ 代表取締役

そこにはこんな想いがありました。

人間がコンクリートに囲まれ、文明の利器を使って生活するようになってまだほんの数十年しか経っていない。人間の歴史を考えると、森のなかで自然に囲まれて生きてきた期間のほうが圧倒的に長い。長期的に大切な決断をするには、現在の環境を一度手放し、地に足をつけて湧き立ってくる想いを感じることが重要である、と。

(森の会議にスーツで駆けつける高岡さん)
(森に入る準備万全の丸山さん)

そして、この森で、経営ビジョンを決めました。

暮らしたいところで思い切り働く」社会を作り、人類との幸福と地域の成長に貢献する。

これ以来、リージョナルスタイルでは、毎年必ず、加盟企業の経営者全員で、森の会議を行っています。

さらに、ロゴマークも創り込みました。47本の横線は、真ん中の太い線が東京を、細く短い線が地方都市を表しています。

(ロゴが決まったときのCI説明書より)

かくしてリージョナルスタイルとして本格始動した私たち。
「考えが間違っていなければ、きっと生き延びていけるはず」と、自分に言い聞かせながら、ちょっとずつ前に進んでいました。

つづく-(第5話はコチラ

<ここまでのおさらい>
株式会社リージョナルスタイルと加盟企業
└リージョンズ株式会社(北海道:高岡さん)
└株式会社クライス&カンパニー(東京:丸山さん)
└株式会社ライフサイズ(広島:植田)
└株式会社パーソナル・マネジメント(熊本:桝永さん)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?