林與五右衛門(よごえむ)/Hayashi Junpei

ゲームのNPCが好きな人間です。 演劇集団ゲッコーパレードの一員。 2023年よりフリ…

林與五右衛門(よごえむ)/Hayashi Junpei

ゲームのNPCが好きな人間です。 演劇集団ゲッコーパレードの一員。 2023年よりフリーのゲームライターとして活動を開始、 Game*Sparkにて記事を執筆しています。 ゲッコーパレードの活動についてhttp://geckoparade.com Twitter:@foppaJ

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    ゲーム好きコミュニティ「game game」のメンバーがゲームに関する色々を記事にするマガジンです。

  • ゲームについての文章

    林與五右衛門(よごえむ)によるゲームについての文章をまとめたマガジンです。

  • 『FINAL FANTASY XIII』シリーズについて

    『FINAL FANTASY XIII』シリーズ3部作について書いた文章をまとめたマガジンです。 書いた人︰林與五右衛門

  • 『Shenmue the Animation』各話感想

    ビデオゲーム『シェンムー』を題材とした連続アニメーション作品『Shenmue the Animation』の感想記事をまとめたものです。書いた人︰林與五右衛門

最近の記事

令和に購入できるイメージエポックタイトル(2024年版)

先日、ライターのカワチ氏主催のYouTubeチャンネル「カワチたちの夜」にて、ゲームメーカー「イメージエポック」について語る会に参加した。 イメージエポックは2005年に合資会社として設立し、翌年株式会社化。2000年代後半から2010年代中期にかけてさまざまなRPGを開発したが、2015年に破産した。 同社は2010年11月に行ったいわゆる「JRPG宣言」が語り草になっている。 「JRPG宣言」とは同社発の作品製作発表イベント内で行われた宣言だ。その内容を簡単に言うなら

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    • 【しんでしまうとは なにごとだ!】『龍が如く8』を語るつもりで桐生一馬を語る。

      ※ネタバレあり 『龍が如く8』は2024年1月26日にセガから発売されたゲームソフト。ジャンルは「ドラマティックRPG」。 本作は日本の繁華街を舞台に、ヤクザ映画のような世界観をゲームで表現し続けてきた「龍が如く」シリーズの最新作だ。『龍が如く6 命の詩。』までは伝説の元極道・桐生一馬を主人公としたアクションアドベンチャーとして製作され、続く『龍が如く7 光と闇の行方』からは主人公を春日一番に交替、ゲームジャンルもRPGに様変わりしている。 本作ではシリーズで初めて海外

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      • 『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』視聴直後の書きなぐり

        ※ネタバレを言う 『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』は2024年1月26日公開の劇場アニメ作品。 私は本日(1/29)、本作を劇場で観た。 この作品は2002年に放映された連続テレビアニメ作品『機動戦士ガンダムSEED』と、続く2004年の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の直接的な続編だ。人類が宇宙に進出した「コズミック・イラ(C.E.)」という時代を舞台に、遺伝子操作を受けた人類「コーディネイター」と、現生人類「ナチュラル」の対立・戦争を描いたロボ

        • 『勇気爆発バーンブレイバーン』感想会(@カワチたちの夜)に参加して~巨大ロボットアニメについてあれこれ

          連続アニメーション作品『勇気爆発バーンブレイバーン』の感想会(ライターのカワチ氏運営のYouTubeチャンネル「カワチたちの夜」での放送)に先日参加した。本作は2024年1月11日からテレビ放映を開始、ABEMA TVをはじめ各種サービスで動画配信も行われている。 タイトルから想像がつくかもしれないが、本作はいわゆる巨大ロボットアニメだ。特徴としては、ミリタリー描写の色濃い兵器としてのロボット(俗に「リアルロボット」といわれる)が使用される設定の世界に、ヒロイックな描写のロ

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          林與五右衛門(よごえむ)が2023年に執筆した記事ふりかえり

          2023年にわたくし林與五右衛門(はやしよごえもん/よごえむ)が執筆した記事について、メディア掲載のもの、note・ブログに投稿したもの、あわせて振り返ってみます。 Game*Spark 『龍が如く7外伝 名を消した男』生キャバ嬢オーディション合格者発表を取材しました。これが私にとって初めてのメディア掲載記事となりました。 『Ghostwire: Tokyo』のアップデート「蜘蛛の糸」についてプレイレポを執筆しました。 レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」の

          林與五右衛門(よごえむ)が2023年に執筆した記事ふりかえり

          遠くにドンドコ太鼓の響き、近づく囃子、祭りがきたよワッショイショイ。出し惜しみなしのお祭りアクション『御伽活劇 豆狸のバケル~オラクル祭太郎の祭難~』

          『御伽活劇 豆狸のバケル~オラクル祭太郎の祭難~』は2023年11月30日にグッド・フィールからリリースされたNintendo Switch用アクションゲーム。 お祭による日本征服を企むオラクル祭太郎の手によって一年中お祭騒ぎになってしまった日本を舞台に、タヌキの主人公・バケルが日本全国を巡り、“悪祭退散”を目指す。登場するステージは47都道府県。一寸法師、金太郎、浦島太郎、桃太郎といった日本のおとぎ話をモチーフに、SFを加味した世界設定が特徴だ。 バケルはタヌキ族と呼ば

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          【ドリームキャスト25周年】人の世はいつの時代も世紀末 『July』

          「1999年7の月 空から恐怖の大王が来るだろう。」 このフレーズを耳にしたことがある方も多いのではないか。 ミシェル・ノストラダムスの『予言集』にある詩の一節で、日本では俗に「ノストラダムスの大予言」と呼ばれている。 1990年代後半、日本は「世紀末ブーム」の真っ只中にあった。 もともと、「世紀末」という言葉には文字通りある世紀の終わりという意味しかない。しかしこの言葉が「世界の終末」といった意味を持つようになる。その火付け役となったのが、1973年の五島勉氏による著書『

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          人間になった龍『龍が如く7外伝 名を消した男』

          『龍が如く7外伝 名を消した男』をクリアした(2023/11/13)ので一旦勢いのまま思ったことを書く。ネタバレもする。システム面にはほぼ触れない。 本作は『龍が如く7』の外伝という体裁をとっているが、その内実は『龍が如く6』の続編であり、やり直しだ。 「桐生一馬伝説、最終章」と銘打たれた『6』だったが、その終わり方はこれまでプレイしてきたプレイヤーにとって納得のいくものではなかった。 こうしたなか発表された『7』では主人公が交替、『6』の幕引きのまずさもあり当初は反発も大

          人間になった龍『龍が如く7外伝 名を消した男』

          ボケとツッコミとプレイヤー『珍道中!!ポールの大冒険』

          『珍道中!!ポールの大冒険』は2009年2月9日にセガからリリースされたWii(Wiiウェア)用のゲームソフト。価格は500Wiiポイント。 本作は1980年代ファミコンの2Dアクションゲーム、とりわけ『スーパーマリオブラザーズ』をパロディ化したようなゲームだ。 「悪の組織にさらわれたヒロインを救うために冒険者が世界を飛び回る」というバックストーリーはいかにも類型的で、プレイヤーは見かけオーソドックスな2Dジャンプアクションを進めつつ、ゲーム中に仕込まれた「ネタ」を発見して

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          ボケとツッコミとプレイヤー『珍道中!!ポールの大冒険』

          『なつもん!』と世界の終わりと諸行無常

          『なつもん!』を遊んでいる。 『なつもん!20世紀の夏休み』はスパイク・チュンソフトからリリースされているNintendo Switch用のビデオゲームだ。 本作を遊んでいるとき、「あの世」を連想させられる景色に私は出会った。 あの世には行ったことがないが、ただ漠然とあの世というものがあるとしたら、きっとこうなのだろうというイメージを画面越しに感じた。そのことをひとに伝えたとき、「世界の終わり」という言葉を受け取った。なるほどたしかにその感覚はあったと思う。これは『SEA

          『なつもん!』と世界の終わりと諸行無常

          「サターンでしか観られないエヴァ」それはエヴァの分水嶺か『新世紀エヴァンゲリオン2nd Impression』

          『新世紀エヴァンゲリオン2nd Impression』は1997年にセガより発売されたセガサターン用アドベンチャーゲーム。 本作はTVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』を題材としたゲームで、アニメ動画を使用したゲームオリジナルのストーリーが展開される。 『新世紀エヴァンゲリオン 2nd Impression』とは 『2nd Impression』というタイトルが示す通り、本作の前身としてゲーム版『新世紀エヴァンゲリオン』(セガサターン)が前年にリリースされている。このこと

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          「サターンでしか観られないエヴァ」それはエヴァの分水嶺…

          クォータビュー高難易度アクションRPG『ダークセイバー』––90年代日本産RPGのありえたかもしれない姿

          『ダークセイバー』は1996年8月30日にリリースされた、クライマックス開発のセガサターン用アクションRPG。 本作は同社開発の『ランドストーカー』や『レディストーカー』の系譜を受け継ぐ、現代的にいえばプラットフォーマー的なアクション要素の強いクォータービュー(斜め見下ろし型視点)のRPGである。 製作側は本作の特徴について、宣伝用チラシや説明書で以下の要素を挙げている。 ・ポリゴンで構成されたマップと自在な視点操作 ・通常戦闘(雑魚戦)がない ・通貨は存在せず物々交換

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          <ニコンサロン> 吉江淳 写真展「出口の町」

          人間にとっての貴重であるとか、価値があるとは何だろうか。人間は数が少ないものが貴重であると思っているのだろうか。私自身も本当にそう思っているのだろうか。常々そう思っている。 吉江淳氏の写真展「出口の町」に行った。 SNSで作品の画像をひと目見て、これは必ず行かなければならないと思った。会場であるニコンプラザ東京は新宿にある。幸い現在の私は、思い立ったら電車ですぐに行ける、そんな便利な場所に居住している。 ある場所に対して「何もない」という言葉を使うことがある。私自身も何

          <ニコンサロン> 吉江淳 写真展「出口の町」

          【ご報告】ゲームライターとしての活動を始めました。

          2023年4月末より「林與五右衛門(はやしよごえもん)」という名前でゲームライターとしての活動を開始しました。 現在はゲームメディア「Game*Spark」にて、ゲームに関連する記事を執筆しています。まだまだ執筆した記事は多くはありませんが、4月末から6月はじめまで、ここ1か月に担当した記事をまとめました。 2023年4月『龍が如く7外伝 名を消した男』生キャバ嬢オーディション合格者発表レポート Game*Sparkにて『龍が如く』シリーズのYouTubeチャンネル龍ス

          【ご報告】ゲームライターとしての活動を始めました。

          再訪『Ghostwire: Tokyo』

          アクションアドベンチャーゲーム『Ghostwire: Tokyo』のアップデート「蜘蛛の糸」が4月12日に配信された。 今回のアップデートを機に、一度本編をクリアした『Ghostwire:Tokyo』を改めてプレイし、街を探索した。そして、このゲームは非日常となった街を題材としつつ、どこにでもある日常の痕跡を感じさせてくれるゲームということを再発見した。本作は東京という街の姿を大掴みに描いていて、どこかで見たようなビル群、住宅街や団地が切れ目なく続く。本来であれば人々が行き

          『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』

          「マリオが好きか?」と問われたら、どのように答えるだろう。おそらく私は「嫌いじゃない」と答える。 2023年4月28日、映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が公開された。マリオは馴染み深いキャラクターだが、ものすごく思い入れがあるわけではない。マリオのゲームを語ることはあっても、マリオというキャラクターを語ることは多くない。そもそも彼がどんな人物なのか、考えてみればよく知らない。 マリオブラザーズはスーパースターではない 「マリオとルイージの職業は配管工」––

          『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』