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大手プライム上場企業からベンチャーへ。チャレンジをし続けるマネージャーの想いとは

2013年に新卒でLITALICOに入社。発達の気になる子供向け学習教室事業に配属され、指導トレーナー、教室長、エリアマネジメントを5年ほど経験。その後、別教育事業へ異動し、シニアマネージャーとして、事業計画の策定から実行までを担当。事業経営の視点を活かしてHRも兼任し、事業成長を見据えた組織開発や人材開発などにも携わる。レクリーへは、2024年5月にジョインし、ジョブリー建設(建設業界に特化した人材紹介事業)でマネージャーとして活躍。

自己紹介

新卒で福祉・教育業界に入社を決めた理由は?

大学時代は正直、真面目に学校に行っているようなタイプではなかったのですが、お金を貯めて海外でバックパッカーをしていました。帰ってきたらまたお金を貯めて海外に行くというのを年に3回くらいやっていました。その中で色々なことに対して感覚的に「こうあるべきもの」を決めてしまっていることに気が付いたんです。海外に行くと、色々な人がいて文化も言語も全然違ってとても新鮮に感じました。ただ、人の良さだったり、他人への思いやりみたいな共通したこともあると思って、これは一旦何なんだろうと人にフォーカスして考える機会が多かったように思います。もとを辿ると、自分が人や福祉の領域に興味を持ったきっかけはこれだと思います。

また一方で、大学ではビジネスに関わる学問を学んでいたのですが、ビジネスを単純にお金儲けのためにやっていくというよりは、生きづらさを感じていたり、マイノリティと言われるような人たちに対して、一般的にボランティアなどで成り立っている領域に一種のニーズやビジネスチャンスがあると感じていました。当時は介護領域に民間が入り始めたような時期でしたが、個人のニーズに合っているビジネスとは言えないものも結構あって、それを解消したいと思い福祉領域をメインに色々な会社を見て、最終的にLITALICOに入社を決めました。

転職を考えたきっかけを教えてください

何か大きな不満があったわけではなく、チームとして同じビジョンを持ってみんな仕事をしていて、一緒に働く仲間とのコミュニケーションもすごく気持ちがいいし、違和感は全くなかったです。ありがたいことに、ビジネス面でも1から10を作ったり色々な経験をさせてもらって、自己成長の実感もあるし、貢献度の高さも実感できるという点で、とてもやりがいを感じていました。一方で、シニアマネージャーという立場になり、事業的にも10から100のフェーズに入ってきた時に、仕事を通じて世の中に貢献するというよりも、メンバーに対して自分の知識や経験を還元する仕事が増えた感覚がありました。加えて、自分が部下たちの今後の成長のアッパーになってしまうのではないかと思いながら仕事をしていたのも、自分の中では気になっていたことでした。最終的には、自分がもう一段成長し、殻を破れるような環境に行かないと居心地が良すぎると思い、転職を決めました。

更なる成長環境を求めた転職活動で、最終的にレクリーに決めた理由は?

 ー転職活動で大事にしていた軸などはありましたか?

事業を成長させることに携わるのは絶対的にやりたいことではありましたが、それだけではなく、事業と組織を連動させていくことが僕が一番やりたいことでした。事業を作っていくことはとても難しいことだと思うんですけど、それを支える組織を自分の手で手触り感を持って作っていける環境であることが大事な点でした。前職では、最終的に事業部人事、いわゆるHRBP的な役割もしていたのですが、事業のことを理解しているからこそ、今後の事業成長に対して、中長期的に組織もどんな成長が必要なのかを考え、全体を設計しデザインしていく仕事をしていて、すごく奥深いと感じていました。なので、事業成長に関わるポジションだけではなく、人事としての転職も当時は考えていました。

 ーそんな中でレクリーにはどのようにして出会ったのですか?

レクリーとの出会いは、転職サイトで受け取ったスカウトがきっかけです。僕は、これまではソーシャルに目を向けてビジョンを掲げた会社で働いていて、自分もそういう貢献性を大事に仕事をしていました。逆にレクリーのビジョンは「All For Joy」と一見すごく内向きな感じがして、最初はよくわからないなという感覚だったのですが、スカウトもHPの内容も事業云々ではなく、どんなことを大事にして会社運営しているのかにフォーカスしていて、全然わからないけどなんだか面白そうだと思って話を聞きに行きました。
ー 面談ではどんなことを話しましたか?
面談では、代表の湯川さんと話をしました。ソーシャルビジネスなんだから質だけを求めればいいとか、逆に利益のために量を追いさえすればよいなど、二項対立のようなものが僕は基本的に嫌というか、意味のない議論だなとずっと思っていました。湯川さんとの話の中で、質・量どちらも追求するという考えを大事にしていているのが伝わってきて、とても盛り上がったのを覚えています。

 ーそこからレクリーに入社を決めるまでの経緯を教えてください

最終的に決め手になったのは、一番想像がつかない領域で、周囲に還元するだけでなく挑戦者として貢献し続けられることや、自分の経験を再構築することが本当に必要な領域だと感じた点です。他社のHRBPも考えたのですが、今しかできないことって何だろうと考えた時に、やっぱり自分で手探り感を持ちながらチャレンジしていくことが今やりたいことで、やるべきことだなと一番に感じてレクリーに決めました。

入社後のレクリーでの業務内容を教えてください。

現時点では、ジョブリー建設でキャリアパートナーとして、企業さまと求職者さまをマッチングさせる仕事をしています。あとは、チームマネージャーとして、メンバーのKPI管理やマネジメントにも関わっています。求職者さまと話して、その人のために何ができるのかを考えることはすごく大事ですし、前職とも通ずる点もあると思っているのですが、やっぱり人材エージェントの本質は、転職を実現するってことよりも、企業さまのニーズと求職者さまのスキルやニーズがちゃんと合致していて、会社で働くことによって市場が活性化されていくというサイクルを作っていくことが、一番の意義だと思います。そういう意味では、企業さまが採用したい人材の話を起点にして、本当に叶えたいニーズを理解し、課題解決、貢献することのできるこの仕事は楽しいなと思いますし、やりがいも感じています。

 ー入社して感じたレクリーの強みや今後の改善点は何かありましたか?

強みの一つは、人の良さだと思います。バリューでも掲げている「組織で勝つ」の通り、素直で周囲のことを大事にして協働できる人ばかりですし、若くして色々頑張っている人たちが多いのは強みだと率直に感じました。純粋に目の前のことに強く向かっていく力を全員が持っています。なので、フルリモートの働き方は初めてですが、エネルギーが低いとは全く思いませんし、話してみるとむしろすごいエネルギーがあっていいなと思います。

今後成長が必要だと思う点としては、今はどうしても事業の成長が、一人ひとりの能力やスキルに依存してしまうフェーズだと思っているのですが、ここからさらにメンバーが増えていく過程の中で、個人のスキルに差が出たり、成果の出し方もそれぞれ違ってくるのだろうと思っています。事業のKPI一つ取っても、全員で統一するのか、個別にアジャストしていくのか、その判断が重要になってくると思います。要は、戦略も戦術もいくつか作ったうえで、最終的にレクリーが勝てる方法を考えていくこと、一本槍ではなく色々な戦い方ができるように戦略を作っていく必要があると考えています。

これからレクリーでどんなことに挑戦していきたいですか?

今話したレクリーの伸び代に関連しますが、経営ボードが考えている戦略に対して、現場にはその意図が正しく伝わりきっていないのではないかと、認識にずれを感じる瞬間が結構あります。トップダウンで「この数字がこうだから方針はこれです」みたいな一方的なものではなく、それがどういう意図でどんな解釈をしているのかを、自分が経営とメンバーの間に入って繋げていきたいと思っています。メンバーに方針がちゃんと伝われば、より組織として強くなれると思っているので、一番最初に改善に取り組んでいきたい点です。

あとは、すでに着手し始めているものでもあるのですが、ここ1ヶ月くらいでキャリアパートナーの人数がかなり増えてきたので、チーム制を導入し始めました。これまで事業責任者が直接メンバーマネジメントを引き受けていたところから、その間にマネージャーが入って4チームの組織体制になりました。自分もチームを持たせてもらっているので、今後の中長期の事業の方針を踏まえながら、コミュニケーション設計に注力していきたいと思っています。コミュニケーションを通じて組織の力を強めることができれば、どんどん事業を成長させることができると本当に感じているので、過去の経験も活かしながらチームに還元していきたいです。

これまでのキャリアパートナーの組織って、例えると人間の形はしているけど血が通っていないみたいな話だったと思っています。マネージャーが言っていることはわかってはいるけど、自分の目の前の仕事にそれが紐づかなくて理解が追いつかないから行動が促されない、だからまた新しい施策を打ってみるが継続しない…の繰り返しだったのかなと思うんです。だからこそ、チーム制によってマネージャーがよりメンバー一人ひとりの調子を把握して、相手に合わせて伝え方を考えていくことができるようになると思います。これはマイクロマネジメントがしたいとかではなく、メンバーのことを近くでちゃんと見て適切にサポートしていくという意味で、すごく大事なことだと考えています。これから今の人数でさらに1.5倍くらいの成長を目指しているので、その基盤をまずは作り、より具体的に事業としての目指したい方向性やスコープを定めていきたいと思っていて、これからがますます楽しみです。

最後に、南里さんの今後の目標を教えてください

今の仕事は、日々色々な変化があって、明覚なゴールがあるわけではなく、これからゴールを構築していくみたいな環境だと思っています。なので、単純にここを目指すと決めるというよりは、ここでどんな成長ができるんだろうとワクワク感を持って日々仕事を楽しんで、後で振り返ることができたらいいなと素直に思っています。あえて具体的な目標とするのであれば、前職でもある程度責任ある立場で色々やらせてもらってはいたものの、より経営の視点というか、そういうモノサシで、5年後の事業ビジョンを描き、そこに到達させていくことを考えると、テクニカルなスキルだったり、経営ボードとして押さえておくべきポイントみたいなところは、まだまだ学習余地がものすごくあると思います。そういった点をこの規模感の会社だからこそ、成長しながら得ていきたいと思っています。

もう少し会社視点でいくと、やっぱり会社として掲げている2030年に100億円売上というのを目指していきたいです。正直どうやったらこの目標を達成できるのか、今の自分にはパッと考えて出てこないのが素直なところですが、それでもどうやったらできるのか諦めずに常に考え続けていきたいなと思っています。レクリーは複数事業を展開し始めたフェーズですが、それでも圧倒的に建設領域(ジョブリー建設)の売上比率が高いので、この1年間で、さっき話したような個人がちゃんと成長できる組織を作り、その先で事業作りにも取り組んでいきたいです。

 ー南里さん、お話を聞かせていただきありがとうございました!

採用担当より

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