読書記録①‐ノエル‐

お疲れ様です。
ここにきてやっと読書記録をしようと思う。
いつまで続くかはわからないけれど
この本読んだよーを忘れないように記しておきたい。

昨日は久しぶりに読書日和と言わんばかりに
活字に触れまくった1日だった。
本当に久々だった。
先月はなんだかいろいろあって一冊も読めなかった
けれど、今日は小説1冊とマンガ9冊を
ばばばっと読んでしまった。

そんな中の1冊
ノエル -a story of stories-
道尾秀介著

まず、私は道尾秀介さんが好きだ。
ここでこれを語りだすとなかなか止まらないので
一旦保留。笑
謎解きもやったし
20冊くらいは本棚に並んでいるのではなかろうか。
その中のノエルを久々に読み返した。
最初に道尾秀介さんの作品を読んだのも確か
ノエルだった気がする
当時は高校生で、はまっていたロックバンドの歌詞が
あまりにもこの小説とリンクする
と母親が言ったことが始まり。

同時読んだ感想は
暗いからあまり好きじゃない
だった。

16，17歳くらいだった私は
わくわくするようなサスペンスや
キラキラした恋愛の物語が好きだった。

それをついこの間、改めて買って読んでみた。
10年越しくらいに読んだ感想は
とても緻密な物語で
高校同時に抱いていたイメージよりも
たくさんの希望とたくさんのぬくもりが感じられるお話だった
どこか「星の王子様」を感じさせるような感覚
きっと昔好きじゃないと思っていた物語も
時を経て今では刺さり方が変わるものがあるのだろうな。

知らず知らずのうちに
人は”だれか”を救っていて
人はだれかに救われて生きているということを
改めて感じさせられたし
本当にきれいに生きなくてもいいけれど
生きているって
重たいししんどいけれど
捨てたもんじゃないよねと思わせてくれた。

道尾秀介さんの作品はたくさん好きなものがあって
昔だと読むことはきっとできなかったであろう
「ひまわりの咲かない夏」もとても好きな作品の一つ
（道尾秀介節がすごい）
「いけない」も度肝を抜かれたし
（謎解きが好きな人には刺さりそう）
「N」もとても好き。
「背の眼」もよかったな～
デビュー作でこれ！？！？ってなったな～
（ミステリ好きや、道尾作品を読んだことがない人は
　とっつきやすい気がする）
この中では特に「N」を再読したい。
（とてつもない仕掛けがあるので
　ぜひ手に取る際は電子ではなく紙で。
　見ればわかる）
ぜひ気になった人は手に取ってほしいななんて。

久々に本を読んで思ったことは
活字を読むと心が落ち着くということ
そしてやっぱり自分では経験できない世界に行けて
自分にはできない経験を疑似体験できるから
人生のヒントが本当にちりばめられている
小説は苦手だ
眠たくなる
という人はマンガでもいいし
実用書でもいいから何か読んでみてほしい
読んだものについて思いをはせてほしい
登場人物の〇〇はこうしてたけれど
私ならこうするな。
でも状況が〇〇なら同じようにしていたかも。。。
であったり
同じ作品を読んだ人と感想を共有しあったり
ネットでの口コミを読んでみたり
そうすると、どこかの誰か（私）みたいに
いつか度肝を抜かれる作品と出会って
見事活字中毒者が完成するかも。

そんな私は昨日本を読みまくったおかげで
何年振りかに積読本が300冊を切りました（297冊）
この調子でいろんな物語に触れたい所存。

今日も1日お疲れ様です。
明日も穏やかに過ごせますように
ではまた

Lily.