接する機会がない音楽作品を「発見して鑑賞する」楽しみ・・・稀少なレコード作品を「知って楽しめる機会」を提供したい
世界には膨大な音楽作品がありますが、私たちが
知り得る機会を持つものは、
本当に「氷山の一角」にも満たないほどです。
商業的に成功した音楽は、良き作品として有名になります。
しかし、それが「自分にとっても、良き作品」になるかどうか、
または「自分の好みに合う音楽」かどうか、とは
別のものですよね。
昔の色んな音楽作品と出会ってみたいと思って、
紆余曲折あった若き頃の筆者の体験から、現在も
研究している１９６０年代以前のマニアックな作品を
「知って楽しめる機会」を提供させていただきたい
と考えるようになりました。
それで、ホームページを開設して記事を書いてみたり、
実際の音源を聴けるものとして、復刻ＣＤを
作らせてもらうようになりました。
音楽作品ですから、言葉でいくら説明されても
お読みくださる方の「引き出し」にない場合は、実際に
聴いてみないと分かりにくいものです。
また、その逆もあって、筆者が復刻ＣＤを作らせて
いただくようになった「きっかけ」になった
テレビ朝日系『日曜洋画劇場』のエンディング・テーマが
ありました。この音楽について、筆者のホームページに
多数の問い合わせがあり、筆者がメールで情報を
お答えしても、問い合わせをされた方にとっては、
音源を入手する手段が無かった訳ですね。このように、
情報を得ても、音源が入手できない作品もあるのです。
それで、テレビ朝日系『日曜洋画劇場』の
エンディング・テーマについては、筆者が当時と同じ
レコードの音にて、法律的な手続きをした
自主制作のＣＤーＲをお作りし、欲しい方への
御要望を満たさせていただいた次第でした。
について、多数の問い合わせが筆者に寄せられたために自主制作にて作った
『レコードのムード』と名付けたＣＤは、２００３年５月に発表しました。
写真のものは、２００９年７月に全国流通させたＣＤです。
これが、日本で初めてテレビ朝日系『日曜洋画劇場』の
エンディング・テーマを収録・紹介したＣＤです。
また、アメリカのシネラマ映画『世界の七不思議』のエンドテーマは
世界初ＣＤ化、日本では初音源化にもなりました。
・
発売当時、『ＣＤジャーナル誌』に、名誉な★付き評価で掲載されました！
以下、ＣＤジャーナル・データベースへのリンクです。
https://artist.cdjournal.com/d/moods-of-the-record/4109091052
誤解のないように申し上げておきますが、筆者が
テレビ朝日系『日曜洋画劇場』のエンディング・テーマの音源を
収録したＣＤを作って差し上げたいと思った２００３年当時、
その音源を持っているソニー・ミュージックは
外部からのあらゆる接触を「拒絶」していたため
筆者が独自に作成したのが経緯です。
本当は、既存のレコード会社と組んで、パッケージを
作り出すことが出来れば、圧倒的な価値を持つものが
増えると思うんですけどね（笑）
・・・それはともかくとして、
世界には、何らかの理由で、一般的に知られていない
「（有名アーティストも含む）幻の音源」ともされる
録音が存在します。
例え一般市販されたレコードであっても、
中古で全く現物を見かけることもなく、
ネット上にも情報は皆無、もちろん資料上でも
掲載が全く見当たらないような録音です。
この手の録音の楽しみを共有させていただこうと
収録させてもらった復刻ＣＤが、いくつかあります。
そんな「録音そのものがあったという情報」を
知り得たこと、そして「実際の録音が聴けたこと」に
（筆者ような専門家には）大喜びするような
作品との出会いを試みたのです（笑）
作る側としては、そんな感じなんですけれども、
貴重、稀少な、昔の録音作品にも触れられる
機会があったら、筆者も楽しいと思って
その機会を提供させてもらっているのですが・・・
色々諸事情もあって（苦笑）
お読みくださり、ありがとうございます。
磯崎英隆
トップにある写真のＣＤも、筆者が自主制作した
『ラジオのムード Vol.６（レコード漫談）』です。
記事にもしておりますので、よかったら御覧ください。
記事：
キャピトル・タワーのレコーディング・スタジオ内で聴く「外からの声」
インカ帝国最後の国王直系の子孫「イマ・スマック」のプロセス録音
また、新しく発表させてもらった以下のＣＤ記事も
御覧いただけましたら嬉しく思います（笑）
昭和の良い時代ムードが溢れる音源。一般市販されていない録音を集めたものです。
https://gloomy-sunday.com/archives/906
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