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6月はプーシキンの詩

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1799年6月6日はプーシキンの誕生日です。6月はプーシキンの短い詩を訳します。
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2023年6月の記事一覧

6月はプーシキンの詩⑨

          *** 出発だ、私は準備ができた;あなた方はどこへ、友たちよ、 どこ…

レーチカ
1年前
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6月はプーシキンの詩⑧

      カフカス カフカスが私の足もとにある。高みに一人 断崖の先の雪の上に立ってい…

レーチカ
1年前
4

6月はプーシキンの詩⑦

      ドン 広がる草原のまん中に かがやきながら、   ほらあそこに流れている!……

レーチカ
1年前
4

6月はプーシキンの詩⑥

   *** まだ 冷たい風がふいて 朝の寒さをはこんでくる、 ただ 雪がとけてあらわれた…

レーチカ
1年前
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6月はプーシキンの詩⑤

    乳母に 私の苦難の日々の女友だち、 私の老いぼれたいとしい人よ! 松林のうっそうと…

レーチカ
1年前
3

6月はプーシキンの詩④

    ルサールカ 湖を見おろす、うっそうとした樫の森に、 昔 修道士が逃げてきた、 いつ…

レーチカ
1年前
3

6月はプーシキンの詩③

ダマヴォイヘ 平和な領地の見えざる保護者、 お前にお願いする、私の親愛なる家の精(ダマヴォイ)よ、 村を、森を、そして私の荒れた小さな庭を そして私の家族のつつましいすみかを守ってほしい! 雨の危険な寒さが 晩秋の風の襲来が 畑に害をあたえないように; 時がくれば 快適な雪が 畑の湿った沃土をおおうように! 秘密の守護者よ、先祖から受け継いだかくれ家にいておくれ、 夜半の盗人の臆病な心を解き明かせ そして敵意ある眼差しから 幸せな小さな家を守っておくれ! そのまわりを よく

6月はプーシキンの詩②

さようなら、いつまでも変わらぬ樫の木たちよ! さようなら、つらなる野原ののどかな世界よ、 …

レーチカ
1年前
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6月はプーシキンの詩①

人生に裏切られたとしても、 悲しんではいけない、怒ってはいけない! 憂うつな日は心穏やかに…

レーチカ
1年前
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