マガジンのカバー画像

6月はプーシキンの詩

11
1799年6月6日はプーシキンの誕生日です。6月はプーシキンの短い詩を訳します。
運営しているクリエイター

記事一覧

6月はプーシキンの詩⑪

         カズベク山にたつ修道院  7つの山々の上に高く、 カズベク、お前の威厳あ…

レーチカ
10か月前
6

6月はプーシキンの詩⑩

     カルムイチカに さようなら、親愛なるカルムイチカよ! お前の幌馬車の後を追って…

レーチカ
10か月前
5

6月はプーシキンの詩⑨

          *** 出発だ、私は準備ができた;あなた方はどこへ、友たちよ、 どこ…

レーチカ
10か月前
3

6月はプーシキンの詩⑧

      カフカス カフカスが私の足もとにある。高みに一人 断崖の先の雪の上に立ってい…

レーチカ
10か月前
4

6月はプーシキンの詩⑦

      ドン 広がる草原のまん中に かがやきながら、   ほらあそこに流れている!……

レーチカ
10か月前
4

6月はプーシキンの詩⑥

   *** まだ 冷たい風がふいて 朝の寒さをはこんでくる、 ただ 雪がとけてあらわれた…

レーチカ
10か月前
5

6月はプーシキンの詩⑤

    乳母に 私の苦難の日々の女友だち、 私の老いぼれたいとしい人よ! 松林のうっそうとした僻地に一人 ずっと、ずっと前からおまえは私を待っている。 おまえは まるで見張りに立つように、 明るい部屋の窓辺で 悲しんでいる、 そして おまえの皺だらけの手のなかの 編み棒も しきりと動きをもたつかせている。 忘れられた門から 黒々とはるか彼方へのびる道を眺めている; 憂い、胸騒ぎ、心配ごとが おまえの胸をたえず締めつけている。 すると 気のせいかおまえは…  

6月はプーシキンの詩④

    ルサールカ 湖を見おろす、うっそうとした樫の森に、 昔 修道士が逃げてきた、 いつ…

レーチカ
10か月前
3

6月はプーシキンの詩③

ダマヴォイヘ 平和な領地の見えざる保護者、 お前にお願いする、私の親愛なる家の精(ダマヴ…

レーチカ
11か月前
12

6月はプーシキンの詩②

さようなら、いつまでも変わらぬ樫の木たちよ! さようなら、つらなる野原ののどかな世界よ、 …

レーチカ
11か月前
9

6月はプーシキンの詩①

人生に裏切られたとしても、 悲しんではいけない、怒ってはいけない! 憂うつな日は心穏やかに…

レーチカ
11か月前
8