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【就職がゴールではない】大学2年生の早めの就活

2年後社会に出ているとしたら、あと半年~1年後には”就活”をはじめなければいけない。なんなら今からでもいい。と思って”就活”ぽいことをしてみたこの3ヶ月間を振り返ってみる。

情報が多すぎる~受動的な合同説明会と受動的な学生~

まず、はじめに行ったのは大手が主催する合同説明会。ネットで検索したら業界研究しようと書いてあったから、とりあえず行ってみた。入口付近で文系と理系に別れ資料と案内図をもらうが、業界すらわかっていない私は「100社以上ある展示場のどこへ行けばいいの」と開始早々困惑。

このイベントに懸けているかもしれない就活生も同じなんだろうなと感じた。

正直、受動的な就活の典型的な場だと思ってしまった。こんなに企業がある中では見つけられない。1日歩き疲れて収穫がないくらいなら、家でスマホで検索したほうがいい。そこから興味もった企業の説明会に行った方が断然いい。

興味ある企業目的で合同説明会に来ている人もいると思うが、結局イベントの中で話してくれるのはパンフレットに書いてあるようなことばかりで、最後にはインターンや説明会のお知らせをしている。

勿論、イベントで自分と合う企業との出会いがあるかもしれないから、全く意味がないという訳ではない。

2年生だと「意識高いね~」と驚かれる

企業説明会に行くと必ずしも言われるのは、「2年生?!意識高いね~もっと遊びなよ~」と、特に内定者(春から入社する学生)の人に言われる。

私からしたら何をもって意識高いのかわからない。だって、将来のことを考えるのが楽しくて、何かやりたいことを見つけに自分の意志で来ているわけだから。その人達のいう「遊び」と同じくらい楽しい気持ちでいる。つまり、そうやって言ってくる人達は、”就活”という時期に追われてやってきたんだろうなと思ってしまう。

結局、こういう人が多い。それは周りも同じ。しかし、その人が悪いわけではなくて卒業後や人生について考えるきっかけを与えない環境がいけないのではないか。その過程に就活や進学、公務員等の選択肢があるだけだと思う。

スタートアップ企業でインターン

会社とはなにか、お金を稼ぐ方法を知りたくて、長期インターンに応募。その企業に入りたいわけではなくて、バイトの延長みたいな感じでもあった。

新規事業の補助をしたり、転職した話やこの会社をたてるまでの話を聞けたことはとてもためになった。しかし、業務内容の説明を受ける際に「〇〇をすることは就活に役立つ」と言われ、就活で得するから来たわけではないんだよな…と思うことも。さらには、社会人マナーを身に着けろとも言われた。

社会人が良しとするマナーはなんなのか。みんなが良しとしているマナーが本当にいいのか。マナーなんて考えれば相手に失礼かどうかなんてわかるよなぁと思ってしまった(ひねくれているもんで)。

インターンをするときは、目的をはっきりさせ、できるだけ入社したいと思っている企業のインターンに行ったほうがいい(あたり前かもしれないけど笑)。業務内容を知るというよりも会社の雰囲気を知ることが大事かなと思う。

あとは、起業したい、がっつり働きたいならベンチャーやスタートアップ、会社を知りたいのなら大手に行った方がいいという印象。

しかし、大手のサマーインターンでは学生同士でテーマに沿って行うだけで、企業のことをなにもしれなかった、単なる選考の延長だったという声もよく聞く。

就活がゴール??就活のためってなに??

「難関企業突破に向けたワークショップ」「就活における面接セミナー」「ES書き方講座」とよく目にするが、なぜそこまで就活目的にやる必要があるのだろうか。まるで就活がゴールみたいに、、、。

大学生をターゲットにして、「論理的思考を身に付けるワークショップ」「人と話すのが得意になるセミナー」「文章をうまく書けるようになる講座」(どれももっといいネーミングはあるだろうが)とした方が、これからの人生に役立ちそうである。内容は同じだとしても、参加する学生の意識が異なってくるだろう。

しかし、前者のような名前にするのは、そちらの方が学生が飛びついてくるから。気が付いたら”就活”の時期が迫ってきていて、”就活”のために何かしなければいけないと考えるからであろう。”就活”に支配されているような…。

就活のために「インターン」「TOEIC」「留学」を考えているなら、その思考は今すぐにやめた方がいい。あくまでも自分が目指しているもの、やりたいことの過程に就活があるというのを忘れないで。

「大手」に入ることがその人のためなのか

大手は倍率が高く入ることが困難である。しかし、その企業への入社が決まった話を聞いて「すごい」という人がいるが、その人は何を理由にすごいと言ったのか疑問に思う。そりゃ収入も待遇もいいだろうし大手のメリットは大きい。しかし、大手に受かった人はそこでやりたいことがあったのか。(肩書を重視しているのでは?ということ)

「○○なことを目指していて入った」という理由で、大手に入社するなら心からすごいと感じる。これは大手に限らず中小でもどこでもいえること。

大学もそうだけど、そこそこ頭のいい人はMARCHに行って満足しているイメージ(そうでない人もいます。ごめんなさい)。つまり、肩書重視の社会。肩書が強みになるかもしれないけど、それが本当に自分自身が目指しているものなのかを考えてみてほしい。

最後に

”就活”というものに支配されないで、自分のやりたいことは何か、そのために必要なことはなにか考え、その過程に就活があり会社があると捉えてみてはどうか。そのためにも、早め早めにやりたいこと、そのために必要なことを考えるれば、いざ就活をするときに自分中心に動けるだろう。

会社に自分を合わせるのではなく、自分に合った会社を探せばいいだけ。落ちたらその会社と合わなかっただけ。

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