父親の死を乗り越える気ゼロ女のひとりごと
わたしは、高3のときに父親をがんで亡くした。あれから約10年、このたび、父の死の前後や死から感じたことを言語化できてきた気がするからノートに羅列してみようと思う。
父が亡くなるまで
わたしの父は、そこそこ大企業の会社に勤めていたサラリーマンで、ごく普通の働くお父さんであった。
わたしが小5の頃、父は病気になった。
胃腸の調子がよくないと近くの病院へ行き、はじめは胃腸炎を伴う風邪だと言われた。
でも、風邪にしてはどうもおかしい、となり大きめの病院へ行ったところ、胃がんだ