独断と偏見で選ぶ初観劇におすすめのバレエ作品3選
今回は自己満noteを書こうと思う。
わたし自身、クラシックバレエをかれこれ15年くらい習っているので(一時中断はしたけど)、初めての観劇にもってこいの作品を3つ語ってみる。(たぶん需要はないけど)
クラシックバレエにあまり親しみのない人からすると、おそらく白鳥のイメージが強いと思う。
が、最初に言っておくと、白鳥の湖は個人的にはおすすめしない。
音楽はとっても有名だし、the バレエと言えばこれだとは思うが、これがまあ眠くなる。(チャイコフスキーに失礼)
わたしも眠くなるなと思う。(チャイコフスキーに大失礼)
正確に言うと、バレリーナが32回転するなどの華やかな見せ場があるシーンもあるのだが、湖のほとりとか、暗いシーンも多い(32回転する見せ場がある演目は他にもあるし…ドン・キホーテとか…)。
ということで、個人的なダントツ一位は、くるみ割り人形。
クリスマスのお話なので、クリスマスシーズンしか上演されないことが多いが、わたしが最も観劇したバレエ作品はこれだ。
基本、毎年観に行くので20回は観たかな、と思う。
こちらも、有名な曲が多い。
行進曲、花のワルツ、葦笛の踊り(ソフトバンクのCMのやつ)あたりが結構有名だと思う。
この作品は、ストーリーを理解できなくても楽しめる。そこがすごいところだとわたしは思う。(正直、ほぼ夢の中の大冒険なのでストーリーはないと言ってもいいかもしれない)
特に秀逸だと思うのが、第二幕の流れ。
ここのテンポがよくて、初めて観る方なら絶対飽きないと思う。
2、3分ずつで構成された、世界各国の民族的音楽をベースにした踊りが次々に披露される。
そして最後にバレエの醍醐味でもあるパ・ド・ドゥという男女ペアの踊りもちゃんとあり、本当にバランスがいい。
はい、最高。
個人的第二位は、眠れる森の美女。
チャイコフスキーの三大バレエのひとつにも数えられる王道なので、妥当感はある。(ちなみにあと2つは白鳥の湖とくるみ割り人形。)
これはおそらく、ストーリーを知らない人は少ない気がするので、初めて観てもついていけると思う。
また、作中で踊られる花のワルツは、ディズニーの眠れる森の美女で、オーロラ姫が歌うシーンに流用されていて、メロディが同じなので、おそらく耳馴染みのあると思う。
眠れる森の美女は、言うまでもなく貴族なので、オーロラ姫誕生の祝宴や、16歳の誕生日の祝宴、そして結婚式と、全体的に華やかなシーンが多くて、バレエ!ヨーロッパの貴族!って感じがすごくて良い。(急に語彙力が落ちた。)
見どころは、ローズアダージオというオーロラ姫が結婚相手を選ぶシーン。
男4女1の踊りはなかなか他にはないので、踊りや構成も含めて飽きないかなと思う。たぶん。
わたしが最後に選びたいのは、シンデレラ。
もしかしたらシンデレラってバレエにもあるんだ…と思われるかもしれないが、実はある。
シンデレラを作曲したのは、セルゲイ・プロコフィエフだ。(ロシア人、セルゲイさん多くね…)
個人的にプロコフィエフが好きという偏見もあり選んだ。
これもまた、シンデレラのストーリーを知らない人類はきっといないと思うので、何を表現して踊ってるかわからねえってことはない、はず。
そしてきっと、疑問に思うだろう。
シンデレラの変身シーンはどうしてるの?
0時になったときシンデレラはどうなるの?
それを舞台上でどう表現してるかはぜひとも観てほしい。
また、バレエにはセリフがないが、シンデレラがいじわるなお姉さんたちにいじめられているシーンなんかもきちんとバレエで表現されている。
言葉がなくても、わかるなんてバレエってすごいわあって思うはず。
クラシック音楽に親しみがある人は、曲だけでもぜひ聞いてほしい。わたしはワルツを激推ししたい。(シンデレラで用いられるワルツの旋律は基本全部同じ)
以上、3作品が個人的にはおすすめ。
最近はYou Tubeでもちょっと見られたりするので暇な時にでも、あさってほしい。
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