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種まき⑤AI時代の会社のライバルはディズニーランド#13:84歳社長が死んだら終わる会社

就職先は地方の家族経営の町工場。84歳社長が全てを取り仕切っている。
社長が死んだら、どうなるか誰にも分からない。

最近やっている種まきを紹介していく。
5個目:AI時代の会社のあり方を考える

AIについて書きかけていた。しかし、昨日、ある動画を見てしまった。
すでにAIに追いつかれ、数年後には完敗する未来が見える。

AIとロボットの現在

脳はすでに、AIに負けているのを自覚している。
脳は、AIに負けているので、AIを上手く活用する方法が思い浮かばない。今更、AIを活用しようと足掻いたところで、数年後には全て無意味になると思っている。

一方、身体機能はあと10年から20年は人間が勝てると思っていた。

ペッパー君ができた時に、体を持った大量のロボットが人間がいる場所で学習したらどうなるか楽しみだったのに、期待した進化は起こらなかった。

ソフトの進化は早いけど、ハードは進化も低価格化も時間がかかる。

しかし、この動画↓を見て、負けを確信した。

10年以内に、人間のできることは、全部できるかもしれない。

やっと、人類が労働から解放される世界が来るかもしれない。

マトリックスの世界も生きているうちに実現するかもしれない。

人類は暇になったら何をするのか気になる。

もしかすると、争いを始めるのかもしれない。

それでも、それを生きているうちに体験し、現象として観察したい。

会社の方向性が決まる

これから会社をどうしていこうかと色々考えていたけど、はっきりした。

「働く人がワクワクする会社」にしよう。

生活のために働く必要がなくなり、社会的課題は、1人の天才がAIとロボットを使って解決する時代が来ると思う。

資本主義は競争社会で、人間がAIとロボットに勝てるわけがない。
飛脚がいくら頑張ったところで、自動車にもインターネットにも勝てないのと同じレベルの話になってくる。

もの作りも同じ。ある日突然、職人がロボットに変わる日が来る。
安くて完璧な物をいくらでも作るロボットに資本主義社会で勝てるわけがない。

なので、会社はもう、従業員が楽しむための場所になる。
ライバルはディズニーランド。
もの作りが楽しい人に、もの作りができる場所を提供する。

商品は、個人向けに、人の手で作られた世界に1つしかない芸術品か、高級ブランド品にするしかない。

どちらにしても、一刻も早くブランドを確立させなければならない。


余談

AIとロボットの時代の人間の生き方

人間は暇つぶしに生きることになる。

一部の人にとって、仕事は、リアルな世界でゲームとして楽しむものになる。
一部の人にとって、報酬は、お金よりも、困っている人を助けて感謝されるようなものになる。

10年前、働きもせず、ボランティアみたいな事をしていると、多くの人に、不思議がられてきた。
1.生きるためのコストを最小限にしているから、時間が大量にあり暇つぶしのネタが必要。
2.人からの感謝は消費によって得られる満足感よりも大きい。

1と2から(自分で考えて動く)ボランティアはコスパの良い暇つぶしのレジャーでしかない。
ボランティアはディズニーランドに行くようなものだと、ずっと言ってきた。

単純な話なのに、誰にも理解されなかったけど、みんな暇になったら、同じ事をする人が増えるかもしれない。

やっと時代が僕に追いついてくる。

そしたら、次の世界にいかないと。
次はバーチャルの世界に入ってみたい。


84歳社長が死んだら終わる会社シリーズ↓

”僕”の自己紹介↓


登場人物

登場人物 会社の人たち

僕:この物語を実況している人。入社3年目のアラフォーおじさん。

社長:50年以上前に創業した町工場の社長:84歳
奥さん:社長の奥さん。お金周りを担当:70代後半
専務:創業時からいる社長の弟。最近間違いが多い:80代
孫くん:社長の孫。最近会社に来ていない:20代前半
娘さん:社長の娘。月に1週間くらい来て事務をする:50代
ベテラン職人:何でもできるがこだわりも強い。社長の義理の弟:70代半ば
取付職人:現場の取り付け担当。最初だけ丁寧:70代半ば
営業:いつも適当な図面を描いてくる:60代後半

中堅職人:新卒で就職したが独立、従業員ではないが、手伝ってくれている:50代

登場人物 社外の人たち
兄ちゃん:取引先で出会った「何者」かになりたい田舎の工場で高卒で働く兄ちゃん。商品の販売をお願いした。

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