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聞いてほしい話。相談現場はこんな感じです。

社会保険労務士の松原です。

【本日のテーマ】
「聞いてほしい話。相談現場はこんな感じです。」


人はなぜ、する必要のない話を長々としてしまうのか?ひょっとしてその話を、誰かに聞いてほしいのではないか”・・・ 今日はそんな話っす。


ではどうぞ。↓

年金相談にお越しになるお客様とは、実に様々なお話をします。そもそもお客様には、“初対面の相手に、何をどこからどう話してよいかわからない”という方が多いです。なので基本的に、こちらから質問する格好で展開することにしている。まーたしかに、用件が済めばOKの方もおられますし、初対面は人物評価を優先される方もおられますでしょうし。お客様それぞれです


でも中には、自己紹介〜これまでのエピソード〜趣味・日常〜あれやこれやなど、自らたくさんお話をされる方もおられます。もともと話好きな方なのだと思われます。だから、メインテーマである障害年金に関する話がお互いに済んだ後でも「コレでもか」「コレでもか」というくらいお話が膨らむことがある。


私は、そういうお話を面白おかしくじっくりと聞く中で、そう語られる背後にある「聞いてほしい」という思いを強く感じることがあります。これまでのご苦労や社会との関わりにおける悩み、将来への不安や希望など。それらが混じり合ったお話の中には、言葉にならない実に多くの感情が詰まっている印象を持つのです。


相談イメージ


あらためて思うんですけども。


自分の話をじっくりと聞いてもらえる機会】って、意外と少ないんじゃないでしょうか。私も、自分を振り返ってみるとそうだから。こうやって考えていることをネット上に文字でまとめて出すということはしているけど、反応はあったりなかったり。結果、言いっぱなし。“じっくり聞いてもらえている”かどうかわからない面はあるので。


特に、障害を持つ方々にとっては、自分の思いや体験を共有する場が、そもそも限られていることもあるでしょう。患者さん繋がりで活発な交流をされる方もあるけど、誰もがそういうのが好きなワケでもない。であればだ、生活の中における「ナニナニ相談」という場が、単なる手続相談の場では収まらない。まさに人と人との対話の場になることを実感するのです。


したがって相談現場では、単に手続に必要な情報提供をするだけでなく、心のケアにも努めることが大切と思う。話の良し悪や、何かの意見に対する賛否はとりあえず置いといて、まずは、話を遮らない。とにかく耳を傾けること。そうやって信頼関係が築ければ、より質の高い支援が可能になるでしょうし。そもそも、それが目的のはずだ。


実は私は、「寄り添う」という言葉を意図的に使わないことにしていますし、その意味をあまり支持もしていない。人の気持ちは考えてみるけど、あくまでも想像。勝手な想像で(こうして欲しいのだろう)とか余計なお世話だと思うから。良かれと思っておしつけがましいだけタチが悪い。勘違いもあるだろうから支持しにくいのですよ。でも、ここに書いたような現場のシーンを側から見れば、ようはそういうのと同じことなんだろうとは思っている。


記事の前文に戻りますけども。

話が長くなるのは決して無駄なことではないと思う。話っていうのは、その人が感じていること、考えていることなど生きている証を言語にしたものだから。長くても短くても結構。その人のサイズで良いのだろう。そして、そうした話を聞くことで私もまた、誰かの人生に触れることもできるのだ。
とてもありがたいことだと思う。


それと。実務上も雑談は無視できませんヨ。


昔聞いた音楽や読んだ話題本などの趣味、ご家族やお友達との良き思い出、過去に見聞きした事件・事故のニュース、よく覚えている映画やドラマ、飼っている(いた)ペットのお話などをキッカケにして【初診日特定の糸口】を掴んだこともあるのです。それも、1度や2度ではありません。「こんな話、相談には何にも関係ないかもしれんけどね、、、」といった語り口で始まる話が、まんま・どストレートに関係あったワケ。


お客様の相談にとって最重要部分が、なんと、雑談の中にあったということなんですね。


つくづくこの仕事は、情報の切れ端を組み合わせるものだなと感じてもいます。私のような立場の人間は、その切れ端を、対話や質問によっていかにたくさんかき集められるか?どう組み合わせるか?というのを日夜試されているのだとも考えるワケです。



ってなワケで。
今後もお客様の話に向き合い、その思いを大切にした支援を心がけていきたいと思った令和の一日なのですた。


まとめ:
「話が長くなった。すまない。ごめーん!」
と仰せになるお客様もいらっしゃるのですが、まったくお詫びなどして頂く必要はありません。ひょっとして見た目がイタイオーラを放出しているので誤解されているのかもしれませんが、【余計な話をたくさんするのが相談】という心得はありますんでよろしくお願いします。

最近の外見、社会保険労務士本人は現在こんな頭をしてはおりますが、中身はいたってしっかり者です。どうぞご安心ください。(自分で言わないと誰のフォローも入りませんに…)

アシスタントさん撮影
「センセイ…最近また痩せましたね…」
だそうです….




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