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アイデア工場を脳内に作る『IDEA FACTORY』

 こんにちは、リードプロジェクトの藤原です。
 今回は現代のビジネスでも重要なアイデアについて書かれた『IDEA FACTORY』について紹介したいと思います。


注意点

 本に書かれていることはすべてが正しいわけではなく、受け入れがたいものや理解が難しいものもあります。
 それでも1冊の本から役に立つ教訓を1つでも見つけられたなら、読者様の人生にとってプラスになるのではないでしょうか。

脳に質問を投げかける

 アイデアを作る第一歩として、脳に質問を投げかける必要があります。当然といえば当然ですが、実際のところはそれほど脳に質問を浴びせていないのも事実です。暇なときに人生にとって重要な質問を自分にしている人はそれほど多くないと思います。
 では、どんな質問を自分に投げかければいいのでしょうか?答えは、質問を多くすることです。質問を多くすれば、そこから適切な質問を見つけやすくなります。「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」は有名なことわざですが、創造性についてもこのことわざは当てはまります。
 適切な質問の見つけ方ですが、これはいい例が本に載っているので紹介します。

 トヨタの経営陣が従業員に「当社の生産性を高めるにはどうすればいいか?」と聞いたところ、すぐれたアイデアがほとんど得られなかった。
しかし、「自分の仕事をやりやすくするにはどうすればいいか?」と質問を変えると、すぐれたアイデアがたくさん得られた。

『IDEA FACTORY』

 最初の質問は「当社の生産性を高めるには?」というものですが、これは経営者視点です。そのため従業員からすると適切でない質問となってしまいました。それに比べて「自分の仕事をやりやすくするには?」という質問は自分事なので、答えやすくなっています。
 論理で考えることで適切な質問を見つけやすくなります。しかし質問回数に制限がないならより多くの質問を投げかけることで、適切な質問に近づくことができるでしょう。

アイデアの量を重視する

 カリフォルニア大学デイビス校名誉教授のディーン・キース・サイモントン博士は、創造的な科学者たちを研究したところ、最高の科学者といえどもつまらないアイデアをたくさん生みだしていたことがわかりました。

 エジソンは2千以上の特許を取得したが、その大半は一銭の利益にもならなかった。
 アインシュタインは300本以上の科学論文を発表したが、その大半は他の科学者たちから見向きもされていない。
 ピカソは2万点以上の作品を生みだしたが、大半は最高の展覧会に出品されていない。

『IDEA FACTORY』

 もちろん偉人たちはすぐれたアイデアもたくさん出しています。大事なのは膨大なアイデアを生みだすことです。多くのアイデアから自然淘汰により素晴らしいアイデアが生き残ってきました。
 脳はエネルギーを節約する傾向にあるので、アイデアを出そうとしてもサボってしまうことが多いです。しかし、質問を決めたうえでアイデアの目標数や締め切りを明確にすることで、膨大なアイデアを生みだし、すぐれたアイデアマンになることができます。

最後に

 『IDEA FACTORY』では他にも「考える場所を変える」など、アイデアを多く思いつくためのアドバイスがたくさん書かれています。気になった方は読んでみてはいかかでしょうか。

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