呼吸改善が健康への近道!?
突然ですが、
まずはあなたの呼吸機能レベルをチェックしてみましょう。
【呼吸のテスト】
CP(コントロールポーズ)というチェック方法で試してみましょう。
●やり方
1、静かに少しだけ息を吸い、静かに少しだけ息を吐く
2、空気が肺に入らないように指で鼻を押さえる
3、最初にはっきりと明確に「息を吸いたい」と感じるまでの秒数を測る
4、指を離し、鼻で呼吸をする。
※注意点
・息が荒くなっていると我慢のしすぎです。あくまで吸いたくなるまでの時間を計測するものであり、我慢できる時間を計測するものではありません。
・思わず、息を吸ってしまったり、苦しいと感じる場合は正しく計測できていないで、再度計測してみてください。
明確に吸いたいと感じるまでは何秒くらいでしたか??
10秒未満:呼吸機能に問題あり。早急に改善することを勧めます
20秒未満:黄色信号。ぜひトレーニングしましょう。
20秒以上~30秒未満:現時点では問題なし。誘発要因にさらされると問題が発生する可能性があります。
40秒以上:理想的!!元気があり、頭が冴え、呼吸も楽で非常に調子がいい。この状態を維持するには6ヶ月間40秒以上に維持する必要があります。
前回の投稿でも少し呼吸の重要性を説明しましたが、カラダの不調を改善しようと思ったら必須項目になるのでぜひ参考にしてください!
まだお読みで無い方はこちらからお読みください↓↓↓
呼吸機能についてより深く知りたい方は、ぜひ続けて読んでみてください!
ご質問などもお気軽に頂けたらと思います。
あと、先程のチェックで20秒未満の方も改善トレーニング等も載せているのでご興味があればぜひ!
ただし!!
・血圧レベルが正常でない方
・過去6ヶ月間に心臓の問題があった場合
・がん治療中の方
・動脈瘤
・てんかん
・1型糖尿病
・鎌状赤血球貧血症
・妊娠中の方
など疾患があったり治療中の方は今回お伝えする呼吸法は控えてください。
とりあえず、エクササイズだけ知りたいよ!!という方は
目次の『●呼吸機能改善の3ステップ』をタップしてください。
●運動における呼吸の役割と変化する3要素
「呼吸が適正化されなければ、動作を適正化することはできない」
-Dr.Karel Lewit
という言葉は聞いたことはありませんか?
筋の張力や骨格のポジションにアプローチする前に
空気圧の調節ができるようになった方が改善しやすいですよ!
ということですね。
イメージとしては、
いろはすのペットボトルをイメージしてみましょう!
潰して捨てる時、みなさんキャップを外しませんか??
キャップがしてあると減圧できなくなるので恐らくほとんどの方がキャップを外して潰していると思います。
身体も同様に減圧できないと身体の可動域が狭くなってしまいます。
先程のCPが短いと相対的に呼吸回数は多くなります。
そうすると、吐く量が少なくなり、減圧できず身体の可動域が狭くなり筋の張力や骨格のポジションに影響が出ます。
なので、運動を行う上で呼吸は最初に介入しておくといいですね。
そして、
呼吸機能が改善できると
・体内環境
・身体機能
・精神状態
の3つの要素を変化させます。
不調改善を行う上での基盤となる要素です。
・体内環境が改善すると
✔︎血中のpHの安定
✔︎ホルモンバランスの改善
✔︎痛みの緩和
✔︎筋緊張の改善
・身体機能が改善すると
✔︎関節可動性の向上
✔︎呼吸筋群の活性化により重心の安定化
✔︎競技パフォーマンスの向上
✔︎咀嚼、嚥下機能の改善
・精神状態が改善すると
✔︎精神的安定
✔︎集中力向上
✔︎学習能力の変化
✔︎攻撃性の抑制
などのような変化が期待できます。
●呼吸量が変化するわけとは!?
そもそも、
なぜ呼吸機能が悪くなってしまったり呼吸回数に変化がでてくるのかというと、『ホメオスタシス』の影響を受け続けるからです。
ホメオスタシス:生体の内部や外部の環境因子の変化にかかわらず生体の状態が一定に保たれるという性質 ーWikipediaより
ホメオスタシスの影響により呼吸パターンが変化する代表的な理由として、血中のpHバランスを一定に保つ必要があるからです。
ここでもう一つ重要になってくるのが、『二酸化炭素』です。
脳の延髄にある呼吸中枢は、血中の『二酸化炭素濃度』と『pH濃度』をモニタリングしています。
そもそも二酸化炭素は酸性なので濃度が濃くなると、pH濃度が7.4よりも下がり吸気中枢ニューロンの発火数が増加し呼吸回数を増加していき、酸素をたくさん取り込みバランスを保とうと働きます。
このような流れで、呼吸量は随時変化し続けます。
呼吸量を安定させるためには、
環境的な要因や食事内容なども非常に重要ですがまた別の機会にお知らせしていきます。
今回は呼吸機能を改善するエクササイズをお伝えしていきます。
●呼吸機能改善の3ステップ
ここに関しては、
インスタグラムに載せているのでそちらのURLを貼っておきます。
〜ステップ1:鼻呼吸の獲得〜
〜ステップ2:呼吸量を減らす〜
〜ステップ3:呼吸量を減らした状態に慣れる〜
●まとめ
呼吸は生きていく上で誰しもが必ず行う運動です。
その呼吸という運動を正しく行えると、不調が発生しにくくなるくらい重要な分野になります。
まずは、呼吸の知識を深め正しく対処できるようにしていく必要があります。
肩こりや腰痛、お身体の不調を改善したい方もぜひ1度ご相談ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?