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書くことについて

WEBライターとして独立してから3年が経ちました。それまでは心のどこかで文章を書いて生活できたらかっこいいな、と思いながら会社員とやっていて、実際に生計を立てられるまでになれるとは思ってなかったです。

WEBライティングってハードルが高そうに思ったし、それまでにクラウドソーシングで少しだけ記事を書く仕事をした時も、記事が完成するまでものすごく時間がかかり、仕事にできるレベルじゃなかった思い出があります。

しかも単価はめちゃくちゃ安かった。

それでも、ライターにチャレンジし、それなりに稼げるようになったのは「作家になりたい」という夢があったのと、「想いを言葉に」という自分のコンセプトを実現したいとう情熱があったからだと思います。

ですので実際、ネット上で記事を書いているライターさんに憧れていたというより、本を書く作家さんに憧れて物書きになったことがライターになったきっかけでした。

そこから、ライティングスクールを受講し、会社をやめたタイミングで独立。

毎日毎日書き続けました。

ライターになりたての頃に読んで衝撃を受けた本に、スティーブン・キング著『書くことについて』という一冊があります。


スティーブン・キングは言わずと知れたベストセラー作家ですが、彼の書くことに対する考察や、経験談は非常に勉強になりました。

実際、WEBライティングとはそれほど関係のない手法を用いていますが(彼は小説家のため)、書くことに対する姿勢に影響を受けました。

その後も、書くことを習慣化できるように毎日毎日書き続けていたのですが、なかなか稼げずに、挫折しそうになったときも正直何回もあったと思います。

その度に、先輩ライターの体験談や文字単価を聞いて、モチベーションをあげていました。わかりやすくライターで頑張れば月に何十万円も稼げるんだと。

その後、その夢は実現し、ライターとして数十万円は稼げるようになりました。

しかし、実際にライターで10万円以上を月に稼ごうとすると、けっこうな重労働で疲弊し切っていたことを覚えています。

これはあまり効率的ではないと思って、その後講師業もはじめます。

これが結構やりがいがあって、対面式のセミナーも開催したし、オンラインのコースも作成できました。

振り返っても、この経験は他のライターさんがやっていない貴重な経験を積むことができて、自分の中でも財産となっています。

経験に勝る武器はありません。

ライターとしての案件が落ち着いたタイミングで、オンラインコース作りに注力していた期間もあったのですが、途中で物足りなくなりクライアントワークに戻りました。

それからは、インタビュー記事の作成やディレクション、校正、編集などライターを裏から支える仕事も経験できて、さらにWEBライティングに対する知見が増えたと思います。

今のところ、次はライターとしてどのようなキャリアを築いていくのかは未定です。ライティングに関するオンラインコースを作るもいいし、クライアントワークを極めるのもいいかと思います。

共通して言えることは、『書くこと』を通じて、自分の考えや経験を世の中に発信していき、価値を生み出していくということ。

今の自分にできることは、それだけです。

非常にシンプルですが、書くことは生きること、ということになります。

これに関してはライターとして本格的に活動する前に、天狼院書店の寄稿した記事で書きました。


あれからいろんな経験をしましたが、自分の本質は変わっていないのだと思います。

思えば、小学6年生のころに、頑張って書いた卒業文章をクラスメイトの前でビリビリに破られ、罵られ、書くことに対して強烈にコンプレックを覚えたあの日から、僕は自分自身を世の中に表現したくてたまらなかった。

もしかすると、書くこと以外にも自分のことを世の中に表現する方法はたくさんあったと思います。

実際、バンドもやっていたし、ギタリストとしてプロを目指していたしアーティストになりたかった。

他の職種にチャレンジした時もあった。

でも、今こうして改めて書くことを生業にしていると思うと、それが自分に合っていたのでしょうね。

そんなことを考えながら、僕は今日も文章を書き続けます。

自分の文章が誰かの目に留まり、それがその人の知識になり、役に立つことを願いながら。

それが生きがいというのかもしれません。

WEBライターを本業としてこれからも活動するのかは、正直わかりませんが、どんな業種業態につくにせよ、書くことは今後の僕の人生の武器となることは間違いないでしょう。

そんなことを考えながら、今日も僕は『書くこと』を続けています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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