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ハバナ旅行記 ~アート編~

朝にトロピカルジャングルから英気をもらってパワーをリチャージした私は帰りの送迎の時に泊まっているカサにではなくて、どうしても行きたいところがあるのですがそちらで降ろして貰えますか?とどうにかお願いして、Callejon de Hamel (カジェホン・デ・ハメル)というアートストリートで降ろして貰える事になりました。本当に感謝です!ハバナの人はとても優しいからもっともっとハバナが好きになってしまいました。

そんな私も微力ながらですが、カサ(宿)を選ぶときにはカジェホンには必ず行こうと決めていたので、位置を考えながら実は立地の良いカサを選択していたのです。幸いにもトロピカルからの帰り道の途中だったので、無事に連れてきてもらうことが出来ました。あ~良かった!

トロピカルの記事はこちらで読めます。ここも素晴らしかったので是非お立ち寄りください。

私が海外旅行をする時に必ずする事の一つに、現地のアートシーンを観るという事があります。美術館であったり、アートショーだったり、パフォーマンスであったりと、形態は様々ですが、やはりアートには無限大のポテンシャルと共に、その時代を反映する魂の叫びみたいなものが表れている気がするので、私は必ず時間を取って体感するようにしています。

これは、私が音楽に携わっているのにも影響していますが、創作の面で異文化に触れることは本当にかけがえのない経験であると信じているからです。だから私の旅はセレブの旅とは程遠い。どちらかと言えば、バックパッカー寄りの旅に属しているような気がします。現地の人に触れ、考え方や生き方を共有してこそ見えてくるものがあるからです。


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話がそれてしまったので、ここでカジェホンに戻ります。

キューバのアーティスト‟サルバドール・ゴンザレス・エスカローナ”が1990年代から少しずつアートを路地に作り始めたのがきっかけ。今では、150mほどの路地の両脇に所狭しとアートが並んでいます。そんな彼の活動を迎え入れてハバナのアートシーンは次第に彼を称賛し始めました。今では毎週日曜の午後に様々なバックグラウンドのアーティストがステージでパフォーマンスを繰り広げるようになりました。日曜の昼は異様なほどパフォーマーも含め現地の人々で混みあいます。運よく私も日曜に行けたので、アフロキューバンの演奏と共に33度の炎天下で仲間に入って踊る事が出来ました。本当に楽しかったです。

これは、カジェホンデハメル公式インスタグラムページです。ここで過去のパフォーマンスが見れますよ。

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本当にカラフルでそしてなかには崩れかけの作品もあって、数十年の時を感じます。

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パフォーマンスを待っている時に私をずっと見つめる可愛い少女を発見。アジア人で、髪が長い私は本当に少女にモテるんです。この後パフォーマンスが始まっても常に私を気にしてくれて、本当嬉しかったなぁ~。バイバイって最後してくれて。いい思い出です。子供の笑顔に勝るものはありませんね!

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これは反対側に抜ける通り。

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このトタン屋根の下でパフォーマンスがあります。正午になり人がどんどん集まって来ました。

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アルケミストの話がまた出ます(笑)良ければこちらも一読してもらえると解りやすいかと思います。

ここで、またアルケミストの話になりますが、私は何かを一生懸命やっている人が本当に好きなんですね。めちゃくちゃ尊敬してますし、私もそうありたいと日々努力しています。だから、エスカローナ氏が路地にアートを作り始めたのも、自分が信じる想像するものを表現していくという行動が今こういう形でコミュニティーとなり、アートの象徴になっている。自分を信じてただ突き進んできた形が現在こうなっているわけです。風評被害も乗り越えて自分を信じるという信念の上にアートが形として君臨しているというのが結果ではないでしょうか。私が住むカリフォルニア州にも、故レオナルド・ナイト氏が創り上げたサルベーションマウンテンという素晴らしいアートがあります。レオナルド氏は亡くなっていますが家族がNPOを設立し家族が補修工事を毎年少しづつおこなっています。一度訪れているので、また記事に起こそうと思います。

そしてアルケミスト界の頂点に立つと私が思う芸術はやはりスペインのサグラダファミリアではないでしょうか?世紀をまたいで自分のアートを継承させるその魅力は正にガウディその人の努力と人間力だと私は思っています。そして私の母国日本にも神社仏閣を手掛ける宮大工さん、城を手掛ける城郭建築士さんなど、沢山のプロも正に技術の継承者であり、こちらもアルケミスト界の重鎮ですね。だから私も沢山の事を経験して、私のアーティストには伸び伸びと自分を表現して欲しいと思っています。プロモーションや、マーケティングも従来のメジャーレーベルでは出来ないユニークな事を日々試行錯誤して過ごしています。良ければ、私がプロデュースしているアーティストも見てみて下さい。10年かかりましたが、昨年インスタグラムで公式アーティストに公認されました(祝) 本当にこの10年は苦しかったですが、これからも一歩ずつ歩んでいきたいと思っています。

我アルケミスト、サンチアゴを胸に。。。

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今回も20年目の1年生のマガジン記事に登校(投稿)することが出来ました。これも一重にスキを押してくださった皆様とお立ち寄り頂いた皆様のおかげです。とても励みになっています。これからも出来る限り更新していきますので、スキをお立ち寄りの際は1クリックして頂けますと筆者光栄であります。宜しくお願いいたします。


最後まで一読ありがとうございました。