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大切な人が亡くなった時の対処法

精神科病院には
大切な人との死別をきっかけに
メンタルの不調をきたして

入院して来られる患者さんが
いらっしゃいます。

大切な人の別れって
ストレスの度合いとしては大きいですし

昨日
娘が産まれそうだ
ということを書いたのですが
(結果まだ産まれてません)

実はその前に
私はお葬式に参列していたんですね。

その時に
身近にいる
大切な人との別れ方について

そういう時の
メンタルの管理法について
心得ておいた方が良いことについて
書いていきます。


◯立ち直ろうとしない


結論から言いますと
まずその悲しさから逃れることは
難しい
です。

どんなことをしても
大きな喪失感や
悲しみは訪れる。

風邪や怪我と違って
体調が戻ったり
怪我が治ったりする場合と違って

大切な人がいない
という現実は変わらないわけで
喪失感は残り続けます。

どちらかと言うと
立ち直る
というよりも
適応する
という感覚の方が近い。

喪失に適応するためには
失った事実を受けとめ
自分の気持ちや直面している困難と
折り合いをつけていくことが必要になります。


ですから
落ち込んでいる自分を
否定したり
元気がない自分を
ネガティブに捉えないこと

それが大切な心掛けです。


◯感謝の気持ちを伝える


そこで
その悲しみから
早く逃れるためには
感謝の気持ちを
伝えることだと言われています。

もし既に亡くなられていたとしても
その方に対する感謝の手紙
書きながら

その人がいなくなって悲しい
というのではなく

その人がいてくれてよかった
その人と出会えたことに
感謝しよう


と思うことが大事です。


また死別した際に
感謝の気持ちを伝えられなかったことを
後悔することが
適応を遅くしているケースもあって

腹を割って亡くなった人と
話をできなかった人より

最後に思っていたことや
「ありがとう」
「お世話になりました」

と感謝の気持ちを
伝えられた人の方が
前向きに捉えられる人が
多いと言われています。


特に手紙の場合は
書く過程で自分の思考を
整理することもできますから
お勧めの方法です。

その中で
亡くなられた方から
もらった愛情の深さを
改めて感じたり
迷惑をかけたことなどを振り返り

今度は自分が
誰かの大切な人になるには
どうしたらいいだろうか?

と考えてみることが
死別に適応するスピードを
早めてくれたりします。


◯同じ経験をした人に相談する


思いの丈を誰かにぶつけることは
良いものだったりしますが

たとえば
若くしてパートナーを亡くしたり
我が子を看取った場合など
気軽に友人などに
相談できるか?
と言われたら
多分無理なんですよね。

それに
「こんな重い話をしたら
 相手に迷惑なんじゃないか」

という遠慮もあって
話したくても
話せるわけではないんですね。


そこで自助会のような
同じ体験をした人の集まりに
参加することが
理想的です。

そこにいる人が
似たような体験をしているので
共感されやすいですし
お互いを肯定できる
コミュニティになるんです。

大切な人との死別に関わらず
自分を肯定してくれる
コミュニティの存在は
とても大事です。

家族親族や
仕事場以外の
自分の居場所を作ることも
メンタルを整えるには
大事なことですからね。


どうしたって
大切な人との死別は
辛いものですが

早めに適応できるような
意識を持っておきましょう😌

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