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栗山監督に学ぶリーダー論

先日の
日本代表の野球選手の
WBC優勝した余韻から
いまだに抜けられず

暇さえあれば
動画やテレビで
大会を振り返ったり
選手の動向を追っているんですが


やはり栗山監督の
人柄リーダー力
に今回は目がいきます。

ただ野球で
勝った負けた
だけではなく
選手の気持ちや判断まで見ている方が
個人的には楽しめていて

大会中盤まで
不調だった村上選手が
どう足掻いて
どう打開しようとしているのか

また試合に出られない選手が
どんな準備をして
どんな心境でいるのか

一流の人の所作からは
学ぶことが多々あります。


今回はその中でも
栗山監督の
リーダーとして
上司としての
考え方や判断から
学ぶことが多いと思うので
共有していきます。


◯人を信じることは難しい


「私は人を信じられない」
「裏切られるくらいなら
 信じない方が良いよね」

と考える人って
少なくないですよね。

そりゃそうなんです。

人を信じるって
難しいことだし
人を信じ続けることは
もっと難しい

と改めて思いました。

自分の決断に自信がなかったり
そもそも自分自身を信じられていないと
相手を信じ続けることができない。

一度は信じたとしても
期待になかなか応えてくれないと
任せた責任や
周りの目を気にして

相手や自分自身を
疑ってしまうことがある。


信念を強く持つとか
気合いがどうとかではなく

まず自分を強く信じることができないと
他人を信じ続けることって
できないんですよね。

人の上に立つ時
他人の顔色を伺って
判断するリーダーより
他人を信じ続けられるぐらいに
自分も信じられる人で
ある方が良いのかもしれません。



◯無理にまとめようとしない


虎は虎のまま使え 
渋柿は渋柿のまま使え 

という言葉があるように
その人の特徴や傾向があって

特に優秀な集団のリーダーになる時
その個性を活かすことを
念頭に置いていたそうです。


これって
子供の教育でも当てはまると思っていて

長所を伸ばすか
短所を無くすか

という議論がありますが
長所を伸ばしていくと
バランスを保とうとして
短所も減っていくそうです。

だから優秀なスポーツ選手や
子役の子供が
勉強もできたりするのは
そういう作用もあるそうです。


栗山監督も
投手の使い方でも
山本投手をリリーフ登板させたのは
リリーフの経験があるから
という背景もあったり

適材適所の配置を考えられるのは
その人の短所よりも
長所に目を向けられる
能力が必要なわけで


あの人には
いいところが一つもない

と言ってる上司は
他人の良いところを見つける
能力がない
もしくは
努力を怠っているだけなんですよね。


◯待つ力がある


今回のWBCの選手起用において
決勝戦でダルビッシュ投手と
大谷投手が登板したのは

本人たちからの
希望だったそうです。

監督がお願いしたわけじゃないんですね。

もちろん期待していたとは思いますが
監督から言うより
本人たちから言うのを
待ってたそうです。

いろんな理由があるとは思いますが
言われて投げるより
「投げたい」
と言って投げる方が
モチベーションは保てますし
士気も上がる。

それに
もし投げられない場合
監督から言うと
断れず無理をしてしまうこともある。


指示するより
待つ方が大変
なんですよね。


待つって
自分ではコントロールできない
側面がありますから。

これもまた
相手を信じるしかないし

待つということは
ギリギリまで
誰が仕事を担当するか
決められないということでもあり

それが許されるのは
監督のそれまでの
コミュニケーションや
人柄があったからだと思います。


だから
他の選手も
自分のやるべきことを
考える力が身につく。

自分の思い通りに
指示通りに動かそうとすると

相手が自分で考える機会を奪って
いつまでも自立できない。


結局その人のためにもならず
自立していない人ばかりだと
チームとしても
機能しなくなりますからね。


今回のWBCのように
全員を同じように
使うことはできない
という場面でも

控えであろうが
自分ができることは何か?
と考えられるようになるためには

アレやコレやと
言いたくなる自分を
コントロールする必要も
あるんだと思います。


いろんな人から
いろんなことを
学びながら
物事を見てみると
見方が変わるかもしれませんね😌

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