正直者になるな

正直に言うことが正義で
嘘をつくことが悪

そんな風潮ってありますよね。
親や先生から口酸っぱく
「嘘をつくな！」
と小さい時から言われてきませんでした？

ただハッキリ言います。

人は嘘つきになるべきです。

えっ？と思うでしょうけど
人は嘘つきでいいし嘘が上手くていい。

ただし条件はあるよ！
という話をしていきます。

礼儀やマナーは嘘

相手に対する気配りや
周囲に気を使ってマナーを守る行為って
自分に対して正直な行動でしょうか？

本当は美味しくないけど
作ってもらった手前、嘘をついて
「まぁ美味しかったよ」と言ったり
太ってる人に対して
「太ってるね！」
なんて言わないじゃないですか。

つまり、礼儀やマナーって
嘘をつく行為なんですよね。

面接や営業の時に
ビシッとしたスーツで行くのも
別に本人がスーツで行きたいから、ではなく
相手に対する気配りのために行うわけですよね。

なので
相手のためになっているか？と自問自答して
Yesであれば嘘をついた方が良い。

逆に相手のためにならないのに
正直に思ったことをズバズバいう人って
全然優しくないし
誰のためにもなってないんですね。

ちゃんとここの棲み分けをした方が良い。
単に嘘が悪い、ではなくて
それが他者のためであるのか否かで
大きく変わってくるって話です。

自分の利益のための嘘はいいのか悪いのか

では逆に自分の利益のための嘘はどうでしょう。

そりゃダメだろ！
って思いますよね。
他人を騙して
自分が得するなんて
詐欺を肯定しているようでダメだろ！

と思ってしまいますよね。

でもこの場合も条件付きでOKだと
私は考えます。

それは
ハッタリやビッグマウスであれば
自分の利益のための嘘をついても良いと思います。

たとえば
「明日のプレゼン、正直自信ないしやりたくないな〜」
と思っていたとしても
「なんなら今からでもプレゼンしたいくらい本番が待ち遠しい！」
とハッタリをかませ！って話です。

人間は
言葉に思考が引っ張られることが
わかっているので
ハッタリをかますことで
そのハッタリに矛盾がないようにしようと
脳が力を発揮します。

だから自分にできることを
正直に話すより
できないようなことも
「できる！」
ということで
できる自分になろうと脳が働くわけです。

なので事実がどうであれ
「これぐらいできます！」
「全然不安じゃないです！」
「めっちゃ運がいいです！」
「絶対にうまくいきます！」
など言葉からポジティブに変えていく。

これも決して正直ではないわけですけど
それによって誰かが困ります？
誰も損しないですよね。

ディズニーを倒す！
とか
ワールドカップで優勝する！
と言ったビッグマウスなどは時として
周りから馬鹿にされることもあるでしょうけど
それって完全に無視していいですよね。

身の丈に合う発言をした先に何があるんでしょう？

これっておそらく
正直者になれ！という教育が
そういう身の丈に合わない言動を
受け入れない人を作っているんだと
私は思ってるんですね。

だから思考停止してしまって
全ての嘘を悪とする前に
ちゃんとここを整理しておく必要がある。

ただしその他の
誰かを騙す行為や
自分の身を守るために誤魔化す嘘は
当然だめです。

相手のためにも自分のためにもなりませんから。

自分のために嘘をつくというのは
自分の身を守るのではなく
自己成長のためであって
保身のためではありません。

まとめますと

・嘘は条件付きでついていい。
・相手のためになる嘘であること。
・自分のために嘘つく場合は自己成長のためで
　保身のためではいけない。

というお話でした😌