今からやらなきゃいけない自分の将来のメンタルを安定させる方法
貯金や積み立て投資
健康寿命を伸ばすための
習慣的な運動
良質な睡眠や食事なども
老後の備えとして大事ですが
お金の不安や
身体の不安って
完璧に予防することって
難しいじゃないですか。
不確定要素が多過ぎる。
何歳までにいくら必要とか
毎日運動し続けたからといって
病気になる可能性はあるわけです。
私自身
精神科病院で働く前は
救急の病院にいまして
そこで高齢者の看取りを
たくさん行ってきた中で
若いうちからやるべきことって
健康や貯金だけじゃないなーと
思っていたことがありまして
それが今日の本題になります。
結論、今のうちから
頼れる人と頼られる人を作れ！
ということです。
解説していきますね。
◯老後の1番の敵は孤独
入院したら
私達、医療従事者は
患者さんの情報を
患者さんから
家族から聴取するのですが
・情緒的なサポートをする人
・物理的なサポートをする人
という項目があります。
情緒的なサポートとは
言わば、精神的なサポートになる人。
物理的な人は
経済的な支援や生活の上で
物質的に困ることを
サポートしてくれる人。
後者は公的機関や
ヘルパー、訪問介護などで
カバーできる部分もあるのですが
前者の
「情緒的なサポート」
をしてくれる社会資源って
あまりないと思います。
困った時に相談に乗ってくれても
雑談をしたり
自分自身の存在を
肯定してくれる人というのは
そう簡単には見つからないものです。
私達から医療従事者からすると
入院中に急変した際に
患者さん自身が
意思決定できない時に
家族や身近な親族など
意思決定をしてくれる人がいないと
非常に困ることもあるわけです。
入院して身体的には健康になったとしても
独居の生活に戻れば
また体調を崩すことが想像できたり
下手すれば次は
救命できないかも知れない。
そもそも患者さん自身も
老後の人生の大事な意思決定を
認知機能も落ちていく中で
病を背負いながら
1人で決定していくことは
とても辛そうに見えます。
人間にとって
最も避けるべきは孤立です。
研究によると
●孤独は冠動脈性の心疾患リスクを29％上げ、心臓発作のリスクを32％上昇させる。
●孤独な人はそうでない人より、20％速いペースで認知機能が衰える。
●孤独度が高い人がアルツハイマーになるリスクは、孤独度が低い人の2.1倍となる。
らしいです。
シンプルに寿命が縮みます。
若いうちは
1人でなんでも出来ますし
自分の世話なんて
気にもしませんし
むしろお気楽で良いな〜
と思う人もいると思いますが
孤立してしまうことは
無意識に寿命を短くすることに
つながっているんですね。
◯歳を取ると人間関係も面倒になる
人にもよりますが
人は年々人間関係を
面倒臭いと思う傾向にあります。
諸説ありますが
オキシトシンというホルモンの減少が
影響していると言われていたりするので
意思の問題だけではないのです。
つまり
新しい人間関係を築くことが
歳を取ると面倒臭くなるということは
徐々に孤立していく可能性が
高いということです。
人間関係が今以上には
あまり増えないということですからね。
結婚を強制するわけでもないし
子供を作ることが正解とも思いませんが
自然に生きていたら
孤立していく傾向にあるということなので
今のうちから
頼れる人を作っておくことが
とても大事だということです。
情緒的に
自分のサポートをしてくれる人が必要で
そのために何をすべきか？
それは自分自身が
他人の情緒的なサポートを
できるようになっておくことだと思います。
頼ろうとばかりしても
人間関係は成り立たないので
自分も誰かの
情緒的なサポートを
できるようになっておく。
これを若いうちから
意識して
自分の人間関係を
築いておく方が良いかも知れません😌
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