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読書家にはSNSはちょっと毒みが強い

言葉の重み、なんて言葉があるが、その重さは受け取る側の性質や立場で大きく変動することはあまり論じられない。
同じ言葉でも、持っている前提知識、立場から生じる文脈の違い、感情的な特性、後当然読解能力の差でも言葉の受け取り方はぜんぜん違う。

そして、文字読みは往々にして、書いてある文字数よりも大量の情報を錬金術めいて生成してしまう。だからこそ読書家とも言えるが、これが無意識に文章の内容以上の情報量を受け止め続けることになると、非常に健康に良くない。特にツイッターとかのSNS。またか、まただよ。

タイムラインだけならフォロー状態やミュートなどで情報量の質や量をコントロール出来るが、それも上限がある。そこにオススメやらトレンドやらフォロー相手のイイネとかプロモーションがごったに闇鍋として混ざってくるので、こういうものを延々と読み続けるのは文章量以上に負担が大きい。

もっと抽象化、簡略化して話すと、SNSのタイムラインは虚勢、虚無、怒り、可愛い、悲しみ、ぐち、美味しいと言った感じに、野放図の方向性の感情がこもった文章が絶え間なく流れていく。個人差はあるが、読書家はちょっとした表現でも文字数以上の情報量を脳内で生じさせてしまうし、ツイートことに感情が上へ下へと引っ張られてしまう。これは言わゆる感情のジェットコースターみたいなもので、喜怒哀楽が秒単位で切り替わるのだからまあおそらくお脳への影響はあまり良くない。SNSを減らすだけで幸福感があがった、という統計もあり、さもありないといったところである。

ではやってはいけないか、というとやらないのも何かとデメリットがあるし、何より仲の良い人と音信不通状態になるのも良くない。何事もさじ加減だ。

ツイッターなら、ツイートしか出来ない状態にする、タイムラインは読まない、オススメやトレンドが表示されないクライアントを使う、みたいアカウントだけ通知を出す、などタイムラインを延々ダラダラと見ない工夫をしておきたい。

まあ、一度SNSから離れて調子が良くなることを覚えてしまうと、自然と足は離れるかもしれない。そのくらい、アレは心身には良くないデザインになってしまっていて、今後は開発にそのことを気づいていただきたいが、のぞみ薄なのでユーザー側が適切な距離感を保って運用していきたいものである。

戦場へ

率直に言って、SNS上の交流はだいじであり俺も実際手放し難いものだと感じている。一方で、WEBサイトの構成があまりにも人に優しくなくなってしまった。ジレンマだが、バランスよくやっていけばまあ問題ない。まずいのはバランスが悪くなりすぎていることだ。

よくよく注意してやっておきたい。

今回はここまで、またな。

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