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戦略コンサルの資料作成術-箇条書きからプレゼン資料を作る技術

プレゼン資料を作る時に最初からスライド作成を始めてしまい苦労されている方が多いのではないでしょうか。
今日はプレゼン資料を作る前にまずは箇条書きを行い、そのあと紙でイメージを作る方法についてお伝えしたいと思います。
箇条書きからスライドを作るといっても実際にどうやって作るの?
箇条書きで書いたテキストがスライドのどこを構成するの?
というように、いきなりスライドから作らないとは聞くものの、どうやってやるの?という疑問をよくお受けするので、具体的に箇条書きからスライドにつなげる技術についてお伝えします。
私自身、戦略コンサルタントとして1カ月に100枚以上のスライドを作成しているので、是非ご参考いただければと思います。

アップデート版の記事を投稿しましたので是非ご一読ください!

先日投稿したプレゼン資料作りの肝は箇条書きの続きになります。
(記事はこちら)

先日投稿したこちらの記事を少し更新したものになります。


プレゼン資料作りの肝は箇条書の振り返り

先日の振り返りとして、①伝えたいことを箇条書きにする、②紙に伝えたいイメージを書く、③スライドを作るという流れでプレゼン資料を作成しましょうということをお伝えしました。
その中で①伝えたいことを箇条書きにするということにフォーカスをしました。
要約すると、プレゼンで伝えていことを構造化し、全体の流れはどういうストーリーにするか、スライド1ページごとのメッセージや詳細内容はどういうことかを箇条書きで書きましょうということでした。
それを踏まえて、②紙に伝えたいイメージを書くについてご説明します。

②紙に伝えたいイメージを書く

2つめのステップは紙に伝えたいイメージを書くことです、これができればほとんどプレゼン資料作りは完了したといっても過言ではありません。
具体的にどのように、どんなことを書くのかについてご参考までに例を掲載します。

スライド作成前に箇条書きで書いたメッセージ
粒度大の行ごとに1枚のスライドを作成
上図のどの行をどこにどんな塊で書くのかを紙でイメージ化
上図の粒度大が紫のメッセージ、粒度中が青のコンテンツ

このように、スライド1枚ごとにどこにどんなことを書くのかを記載していきます。
できるだけ①箇条書きにする時点で、どんな内容を書くのかをきちんと出しておくことが望ましいですが、難しい時は①がおおよそ完了したら②紙にイメージを書くプロセスに入ってもらってよいです。
箇条書きで書いた内容がどこに反映されているのかも記載していますが、粒度大・中にわけて記載をしています。
(小までブレイクダウンするとより良いです。)
大きな流れとしては、粒度大に各スライドのメッセージ(伝えたいこと)を書き、それを詳細に説明する内容を粒度中・小でブレイクダウンしていきます。
粒度大毎にスライドを1枚作り、その中に粒度中・小の内容をコンテンツとして記載していきます。
基本的には粒度大だけ順番に読めばプレゼン資料で伝えたいことが理解できるようになっていることがポイントです。
このような形で紙に記載していきますので、箇条書きで書きたいことが整理できていれば、紙に書くことも容易になるので、箇条書きで整理することが非常に大切になります。

なぜ③スライド作成の前に②紙に書くを行うのか

③スライド作成の前に②紙に書くを行う理由は、PPTに慣れていないと、オブジェクト(四角や丸などの図)のサイズ調整や、縦横をきちんと整列させることなどの修正に多くの時間がかかってしまい、生産性が非常に悪くなるからです。
また、作成した後に上司にレビューをしてもらって完成となるようなケースが多いと思いますので、その場合は①、②の段階でレビューをしてもらうことで、スライド作成の手間を削減することができるので、②の状態もしくは、それをスライドに張り付けた状態でレビューしてもらい、問題なければ③スライド作成に入っていくようにすることで効率的に進めることができます。
スライド作成の経験値があり、不安がない方は②はスキップしてもらっても良いですが、基本的には②で紙にイメージを書いてから③スライド作成に入ることをお勧めします。

まとめ

いかがだったでしょうか。
よくプレゼン資料を作成する場合は、スライド作成から入ってはいけないということが言われるかと思います。
とはいえどのように進めればよいのかということに対してあまり詳細に説明を受けることも少ないと思います。
今日は①箇条書きしたものを②紙に書くときにどのように使っているのかやなぜ③スライド作成の前に②紙に書くことが重要なのかということをお伝えしました。
皆さんの資料作りの効率化、品質向上に少しでも貢献できればうれしいです。
すごく参考になりますのでこちらもぜひご一読ください。


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