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自己分析をしながら書きたい記事のテーマを決めよう!(文章執筆初心者向け)


はじめに

こんにちは、ras(らす)です。心理師で行動変容が専門分野です。
この記事の対象者は、これからブログやnoteで記事を作成してみたいな!と思っている人です。
自分の書いた文字でいろんな人と繋がることができます。
また、執筆スキルが上達すると収益化も可能です。
その第一歩のお手伝いをできたらなと思って書きました。

記事を書くならnoteがおすすめ!

noteはブログみたいなものです。
違う点は
・ブログは広告を貼って収益を運営者とクリエイターが分けるモデル
・noteは原稿料を運営者とクリエイターが分けるモデル
・ブログは広告をたくさんの人に見せたいので、中身の薄い煽ったような記事を量産する人が増える
・ブログは広告がみたくない人が多い
・noteは記事が良くないとみてくれない。よって質が高くなる
・原稿料がそのまま収益になるので、よい記事を書くインセンティブになる
・よい記事を書いてもらった方がnoteの運営が儲かるので、バックアップ体制がある
などなどです。
ということで、現在はブログよりnoteがおすすめです。

文章を書いて公開したい!でも、「なにを書こう?」

文章を書くのは素敵ですね!
日課にできたら、書くスキルが向上して、よりよい文章が書けそうです。
まず最初に決めないといけないことは、

何を書こうか?

ということです。
この問題に直面した時に私はこんな風に思いました。

・私にそんな卓越した知識やスキルはないし。
・世の中には私よりすごい人はたくさんいるし。
・私のいる業界にも、私よりすごい人はたくさんいるし。
・日記ばっかり書いても誰も読んでくれない気がする。

そう感じると、いきなり書きたい気持ちがなくなり、逃げたくなりました。
真っ白のキャンパスを渡されて、
「自由に書いていいよ!世界中に見てもらうけど。」
と言われているようなイメージです。

私はどんな人間か、が重要

有名な言葉に
「人は何を言っているかよりも、誰が言っているか、という方が重要である」
というものがあります。

インド人が「ナマステー。京都のことを教えようか?」
というのと、
芸妓さんが「京都はいいどすえ。案内しましょうか?」
と言うのではずいぶん印象が違うと思います。

こういうのをハロー効果といいます。
ハロー効果とは、対象を評価するときに、その対象が持つ特徴に印象が引きずられてしまうことで対象の評価が歪んでしまう心理現象です。

つまり文章を書いている人が、どんな人か?
文章の内容と整合性がとれているのか?
ということが大事ということです。

せっかく頑張って書いても、読んでもらうために努力が必要な場合もあると思うので、なるべく等身大の自分で文章を書くのがいいと思います。

普通を疑う

たいていの人はこう思っています。

・私は普通の会社員なので
・普通の学生なので
・普通の主婦(主夫)なので
・普通の父(母)なので

みたいな感じに、自分は普通と思っています。

本当に普通なのでしょうか?

そもそも、「普通」という状態があるということは、「普通じゃない」状態があるということです。
多分、ネットやメディアで普通ではないスーパー会社員やスーパー学生などをみて、それではない、と解釈しているのだと思います。
自分が普通だと思うのは、そのスーパー能力を身につけていないので普通だと思っている可能性があります。

普通かどうかは「場」が決める

例えば「私は日本人である」という事実があります。

仮に、海外に行ったとします。
そこではいろんな国の人がいます。
この部屋には100人いて、日本人はあなただけです。
フランス人が言いました
フランス人「日本のこと知りたいから教えて」
あなた「いや、私は普通の日本人だからしゃべることないっす」
他の人「なんでやねん!日本人はあんただけや!」

となると思います。

そう、普通かどうかはその母集団、つまり「場」によって決まります。
自分にとっては普通のことが、他の場にとっては普通ではないのです。
そして、その普通ではない情報を人は知りたいですし、価値を感じます。

・脳外科集団の中では脳外科医は普通ですが、我々にとっては普通ではありません。
・心理師集団の中では心理師は普通ですが、その他の場では普通ではありません。
・会社の中では会社員は普通ですが、その会社外の人間にとっては普通ではありません。
・家庭の中では主婦(主夫)は普通ですが、その家庭外の人間にとっては普通ではありません。

はっきりいいます。
あなたは普通ではありません!
あなたは異常です!
(ここの部分だけ読まれたら困りますが💦)

つまり書く価値のある人間です。
そしてその文章を読みたい人がいるはずです。

希少性のルール 希少価値は掛け算で作る

だんだん本題である「何を書いたらいいか」に近づいていきます。
今までの流れで、あなたは普通でないことが理解できたと思います。
では、「なにが普通でないか」について少し深めていきます。

テーマは他の人と被らない方がいいので、希少価値がある方がいいです。
そして希少価値は掛け算で計算できます。
例えば取得率2%の資格と、取得率4%の資格のダブルホルダーの希少価値は0.08%です。
つまり、ありきたりなものでも、組み合わせると希少価値が生まれます。

今回は「普通+何かの視点」のように、少し追加してみます。
中小企業の営業職の係長がいたとします。

・A高校出身の中小企業の営業職の係長
・B大学出身の中小企業の営業職の係長
・C県出身の中小企業の営業職の係長
・アイドル推しがすごい中小企業の営業職の係長
・家電マニアの中小企業の営業職の係長
・毎日Dというコンビニに行く中小企業の営業職の係長
・カフェ巡りが趣味の中小企業の営業職の係長

どうでしょうか。
先ほどと比べて個性がでてきたと思います。

そうです、実は個性を2つ組み合わせるだけで「希少価値」が上がります。

自分の個性を掛け算する。
これがポイントです。
では、あなたにはどれだけ個性がありますか?
それを次の章で洗い出します。

自分の個性の洗い出し作業(最重要事項)

では私の個性とはなんでしょうか?
性別や出身地、職業なども個性ですね。
挙げていたらキリがありませんが、一度棚卸しましょう。

何に書き出す?どうやって書き出す?

手法としては、やはりブレインダンプとよばれる方法がおすすめです。
・ポストイットみたい付箋に1つずつ書く
・白紙に書きまくる
・Excelやスプレッドシートに打ちまくる(PCが得意、打つのが早い人用)
・スマホのメモに打ちまくる
など、まずは出力する媒体を決めます。

おすすめはあとから並び替えができる付箋や、Excelやスプレッドシートです。
Excelやスプレッドシートの場合は、1セルに1単語入力するといいと思います。


何を書き出す?

何に書き出すか決めたら、下の参考例をもとに、自分はどうか、ということを「単語」でひたすら書いてください。
Excelやスプレッドーシートならひたすら下に下に単語を追加していってください。
1項目につき何個も書いて大丈夫です。
参考例以外のものももちろん大丈夫です。
間違ってもいいので、とりあえず数をたくさん書きます。
重複してもいいです。
ためらわずに、できるだけ止まることなくひたすら書いてください。
目標は100個です。

書く準備はできましたか?
それでは下の参考例を見ながら100個がんばって書いてください。

参考例

・好きなもの(現在、過去)
・地域(現在、過去、将来住みたいところ)
・家族構成
・小学校時代
  ・夢中になったことは?
  ・好きだった人は?
  ・影響を受けた人は?
  ・誰と仲が良かった?
  ・どこが好きだった?
  ・印象に残っている思い出は?
・中学校時代
  ・夢中になったことは?
  ・好きだった人は?
  ・影響を受けた人は?
  ・誰と仲が良かった?
  ・どこが好きだった?
  ・得意な教科は?
  ・印象に残っている思い出は?
  ・高校はどうやって決めた?
・高学校時代
  ・夢中になったことは?
  ・好きだった人は?
  ・影響を受けた人は?
  ・誰と仲が良かった?
  ・どこが好きだった?
  ・得意な教科は?
  ・印象に残っている思い出は?
  ・進路はどうやってきめた
・大学時代(学校、先生、好きな人、思い出、なぜ進路を決めたか)
  ・夢中になったことは?
  ・好きだった人は?
  ・影響を受けた人は?
  ・誰と仲が良かった?
  ・どこが好きだった?
  ・得意な教科は?
  ・印象に残っている思い出は?
  ・進路はどうやってきめた
・社会人になりたての頃はどうだった?
・コンプレックス(現在、過去、自分、家族)
・特技(現在、過去)
・好きな家電、ガジェット、アプリなど
・こだわり
・よく行く店
・お金の使い方(現在、過去、クレジットカードの明細チェック)
・病歴(現在、過去)
・資格
・仕事の内容(過去、現在)
・好きなタイプ(過去、未来)
・好きな食べ物(過去、未来)
・悩み
・夢
・将来ほしいもの
・将来身につけたいスキル
・将来なりたい状態
・理想とする人
・健康関連
・メンタル関連
・苦労したこと
・育児関係
・介護関係
・好きな本やメディア(その中にでてくる概念や好きな言葉なども)

出した個性を2、3つ組み合わせる

お疲れ様でした。
100個でてきましたか?
100個に到達してなくても、もちろん十分です。

ここで、最初の目標をもう一度確認します。
文章を書きたい、でも「なにを書こう?」
でした。

その答えは、
「先ほどの出した自分の個性2、3個組み合わせたテーマ」に沿って書こう
です。
テーマは先ほどたくさん出した自分の個性を2、3個組み合わせて考えます。

例えば、
A県+家族構成(娘)+カフェ好き では
・A県で娘と一緒にカフェ巡り
みたいなテーマができます。
食物アレルギーなんかがある場合は、
・この店のこれは食べられる。
・この店は配慮してくれている。
・この店は持ち込みOK
みたいな情報が追加できるので、さらに希少価値が上がります。
どう考えても需要がありますね。

疾病関係(私の場合はアトピー性皮膚炎)は、当事者はものすごく知りたい情報である場合が多いので、ぜひ情報をシェアしましょう。

このような組み合わせを10個くらい作ってみましょう。
なぜ10個くらい必要なのでしょうか?
それは「自分がいいと思うテーマ」と「需要があるテーマ」にはズレがあるためです。
とりあえず10個くらいテーマを出して、それぞれで文章を書いて、反応がいいテーマを伸ばす。
こういう戦略が合理的だからです。

1つのテーマを決めて、それで大当たりする。
よりも
10このテーマを試してみて、どれか当たればいいな。
の精神でいきましょう。
言い換えると、「失敗を見越した挑戦をする」です。

自分の持っているカードは1つで、その1つがうまくいかないと「自分は向いていない」と感じてしまいがちです。
最初からカードを10枚持っておき、10枚ともうまくいかないときはもう10枚用意する。手法を変える。など失敗しながら成長しましょう!
あなたはエジソンです!

仮に100個、個性が出ていたとします。
2つの個性を組み合わせた場合の組み合わせは100✖️99で990のテーマが作れます。
さらに個性を3つ、4つと増やした場合はさらに増えます。
たくさん個性を出して欲しかったのはこのためです。
この洗い出し作業も、何度か繰り返すとたくさん出るようになります。
特に興味があるもの、好きなことなんかは変わる可能性があるので年に1度は洗い出してみてはどうでしょうか。

ここで選択する個性は、できれば過去の自分ではなく、未来の自分が持っていて欲しい個性がいいと思います。

過去志向と未来志向

時間の流れ方は2通りあります。
・過去から未来へ流れる
・未来から現在に流れる
の2つです。
例えば私は看護師の資格を持っている。だから将来も看護師である。みたいな考え方は過去から未来へ流れています。
つまり過去、現在の延長に未来があります。

もう一つは未来から現在に流れる時間です。
私はnoteで成功する。だから今はこれをする。みたいな考え方です。
過去や今の私はどうでもよく、未来に近づくものを選択する。
みたいな感じです。

どちらにフォーカスするかは自分次第ですが、できれば未来志向の方がいいと思います。

イメージとしては、今の自分が5年後のなりたい自分になるようなテーマを、組み合わせてみましょう。
もちろん、現在の延長でも大丈夫です!
それでは個性を組み合わせて、テーマをできれば10個くらい作ってみてください。

選んだ個性でテーマを作る

10通りの組み合わせを選びましたか?
1つでももちろんだいじょうぶです。
またテーマを変えたくなったらここに返ってきてくださいね。
それでは次の段階に進みます。

完成したテーマを並べてみる

完成したテーマが10個できました。
この10個を自分の重要度順に並び替えます。
そして、重要度の高いテーマに関する文章を書いていきましょう。

重要度をつけるための評価関数としては
・需要がある程度見込まれるか
・自分が書いていて苦ではないか(さくさく書けそうか)
・同じようなコンテンツが多数存在しないか(ググって調べる)
・時事的な要素と絡めることができるか(ネタが尽きないか)
などなどです。

本を読むといろんなヒントが得られる

おすすめの本もまとめてみましたので、こちらもよければ御覧ください。

頭の中を棚卸しするにはこの一冊

私の人生が変わった本のうちの一冊です。
頭の中が空っぽになるまで出し尽くすメソッドです。

  • 不安があるとき→不安の原因、予測される不利益、可能性など周辺を洗い出す

  • 書きたいことが決まらないとき→書けることを洗い出す

  • テーマが決まらないとき→興味関心や目的などを洗い出す

  • 決定しかねるとき→メリット、デメリット、時間軸などを変えて洗い出す

といった手法で自分の無意識にアクセスすることができます。
問題解決能力が格段に上がりますので、ぜひ読んでみてください!

テーマが絞れない方はこちら

さいごに

この記事を通して、読者の知識や視野拡大に役立てていただけたら嬉しいです。常に新しい情報やアイデアを発信していく予定ですので、引き続きご注目いただければと思います。
今後はセルフブランディング、記事の質を担保するためにワークフロー・フレーム枠作り、ロードマップを使った行動変容などの記事を書く予定です。
最新情報をお伝えしたいので、よければフォローをおねがいします。
是非、掘り下げて学び、自身の成長につなげてください。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!

次の記事に続きます。

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