早瀨 星優

絵を造ります|hayase.seiyu@gmail.com            油画…

早瀨 星優

絵を造ります|hayase.seiyu@gmail.com            油画|版画|展覧会|アートプロジェクト|イベント|舞台美術              北海道教育大学 岩見沢校 現代美術・平面表現分野 卒業(美術文化)

最近の記事

不思議な夢と絵のお話

2022.04.08 (制作手記。是非作品と併せて読んでみて下さい) 【不思議な夢と、生命と、絵のお話】  2019年11月19日。祖母が息を引き取った。  そして祖母が亡くなった後に見た1つの「夢」。  以前から絵にしよう絵にしようと思ってて、  やっと手を付けれた物です。  その夢は不可思議で、祖母の背中を  流す度に、まわり(壁か何か?)に塗られた  絵の具がどんどん流れて、  白くなっていくという夢。  本来「絵を描く行為」を考えると、  絵の具を上に上に塗

    • 夢のはなし

      夢と言付け 祖母がなくなってから、ある一定の頻度で夢を見ます。 そもそも祖母(母方)は初孫であったということもあり僕をとても可愛がってくれました。また祖父は僕がうまれて直ぐに亡くなった事もあって、子供も独立し祖父もおらずで、1人田舎町に住んでいて楽しいのだろうか、と心配して、よく夏や冬の休みに遊びに行っていました。 亡くなってから見る夢は、なぜか旅行先のような景色。僕が見る夢は、いつも色濃く目に焼き付いており、具体的なイメージがそこに広がっています。でも、なんにしてもそこに

      • 北海道教育大 自主制作展「七月展」

        【七月展 作品紹介】 「 隠ぬ 」(1) / パネルにアクリル、油彩 / 900×1800mm 「 隠ぬ 」 日本人というものは人間を最上位に考えない種族で、その種族風土によって「森羅万象」自然そのものに信仰を見い出す、幽霊” GHOST ”の文化があります。 しかし現代の日本では、幽霊・心霊系の類は信じるにしても 「鬼」の存在を信じる人は非常に少数ではないでしょうか。 しかし過去の日本の歴史の中で「鬼」として取り扱われてきたものは確かにあります。 それは『余所者

        • ドローイング

          新作の為のドローイング「_out of own_」(仮題) A4 ( 210×297mm ) 紙に水彩、カラーインク 2021年 群れる金魚。 色めき。 縁取られる。 紡がれる線描。 望みきれない全体。 忘れじの澪標。 満塞不避。 #art #artwork #painting #portrait #oilpainting #watercolorpainting #picture #artuniversity #painting #oilpainting #mixed

        不思議な夢と絵のお話

          制作#4

          2020.05.11 20×23センチ 紙に水彩 「白に萌ゆ」 20×23cm、watercolor on paper、「bloom on White」 これもそうで、生と死を主題にした作品です。日本では古来より、神は「樹」に宿るとされています。一種のアニミズム。山々の植物は死んでも、また微生物分解され、地に戻り、新たな芽となっていく。 この関係性は、油絵を描く工程に非常に似ているのです。絵の具を置いて、下の絵の具が覆われる。けど下層のその色は新た

          最近思ったこと/徒然に備忘録 vol3

          2020.12.30 年納め。画材の大買出し。絵画堂は毎っ回お世話になっている。ほんとうに頭が上がらない。ありがとうございます。 というのも、当別町で1月末から割と大規模な展示があります。 詳細は追ってお伝えしますが、こんな機会でもないと、画材を新調する機会は中々無いですね。巻物、アドバイスを頂いたフィルバートの筆、彩色筆、マツダ・クサカベの油絵具各21色、ジェッソ。 今回の展示では、端くれである学生身分の私にもしっかりと予算を配して

          最近思ったこと/徒然に備忘録 vol3

          制作#3

          そも、ドローイングとは盍ぞなるか。 【ドローイング[米国]drawing/ ˈdrɔ:ɪŋ]】 「美術用語としては一般に「線画」と訳される。 線を引くという行為に重きをおいて描かれた絵を指す」とあります。しかし簡素的な線としての描画、というイメージがある中、実はdraw the curtain (カーテンを引く)という意味でも使うんだとか。 ”手前に引き寄せる”というニュアンス。 自分の置かれた状況や頭の中、心内は確実に他者と共有されることはないにしても、ピカっと

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          制作#2 (絵画IV(現代美術・平面表現1)[北海道教育大学岩見沢校 授業制作])

          制作#2 (絵画IV(現代美術・平面表現1)[北海道教育大学岩見沢校 授業制作])

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          藝工舎について / 徒然に備忘録vol2

          まずはじめに※この記事は、私が昨年同期の学生たちに声を掛けてできた、サークル的な集い「藝工舎」(げいこうしゃ)について書いたものです。また大学入学後からずっと胸にしてる思いについて書いたものです。 わたしがここ数年やりたいと思ってることは、そんなにブレてないと思っています。けれど、結局お前は何がしたいのか、という所で1年生当時の僕は不足した点がいくつかありました。 1.こうしたい!という具体的なビジョンが乏しいこと。 2.リサーチが少なかったこと。 3.それをわかりやすく

          藝工舎について / 徒然に備忘録vol2

          最近思うこと/徒然に備忘録-vol1

          はじめに2020.12.03 この記事は、北海道教育大学岩見沢校の授業に関するお話です。(トピックス:北海道/岩見沢/地域プロジェクト/デザイン/ビジネス×アート) これは地域プロジェクトという授業で、僕も美術班で携わっています。今年は美術専攻とビジネス専攻合同での授業で、全40名近い学生で4班に分かれて構成されています。 (上写真1)リモート授業の様子 (上写真2)プロジェクトロゴとコンセプト (上写真3) 中間発表 プレゼンスライド //岩見沢のソウルフード「てん

          最近思うこと/徒然に備忘録-vol1