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夢のはなし

夢と言付け

祖母がなくなってから、ある一定の頻度で夢を見ます。
そもそも祖母(母方)は初孫であったということもあり僕をとても可愛がってくれました。また祖父は僕がうまれて直ぐに亡くなった事もあって、子供も独立し祖父もおらずで、1人田舎町に住んでいて楽しいのだろうか、と心配して、よく夏や冬の休みに遊びに行っていました。
亡くなってから見る夢は、なぜか旅行先のような景色。僕が見る夢は、いつも色濃く目に焼き付いており、具体的なイメージがそこに広がっています。でも、なんにしてもそこには『食べること』が関連しているんです。

最近は少々昼夜逆転し、加えて食生活も乱れ気味になってしまっています。ステイホームの弊害は色々ありますが、制作畑の身としては、外のあれこれがない分制作に撃ち込めるのでよいのですが。そんなタイミングで、その夢の中で祖母と親戚一同(多分母の実家)で食卓を囲む訳です。当然、夢の中では号泣です。

夢の中で具体的に行動を直しなさいという言葉は出ていませんが、それらは、何か僕の身を案じてるかのような気がしています。だから僕はその夢の解釈を、『きちっと食べる時は食べて』と言っているのだと思うようにしています。
祖母の”きちんと”ではなく”〈きちっと〉しなさいっ”って耳によく馴染む言葉遣いが懐かしい。

以前、とある作家から「早瀬くんはほんと食べることに気を遣うよね」とも言われましたが、よく食べよく生きる、そういう祖母の考えや優しさを守り続けようとしていたのかなと思います、今思えば。
たぶんここらで、一旦整理するべきなんだと思います。最近の制作にも通底する〈人の生と死〉〈信仰や崇拝〉〈神話〉など、時代が移りゆこうとも変わらずにあるべき価値観や心持ち、生きるという事を。自分なりに一旦整えるべきなのだと。
夢の働きかけはその人にしか与えられない、生きるヒントだと思っているので

今のところまだ中止ではない個展も2月※にありますので、じっくり煮込んで表現に繋げたいと思います。

※北海道岩見沢市の、JR岩見沢複合駅舎2階にあるi-BOXという北海道教育大学のマイクロギャラリーにて個展をします。岩見沢にお立ち寄りの際は是非皆さんお越し下さい。

早瀨星優 個展「proof」

会期 2022年2月17日(木)~3月1日(火)
時間 10時~12時、13時〜16時
   ※入館無料/不定休/最終日は15時で閉廊
   ※12時~13時は館内消毒作業のため閉館
場所 北海道教育大学岩見沢校i-BOX
   〒068-0034 北海道岩見沢市有明町南1番地1
   岩見沢複合駅舎1階 有明交流プラザ内

❏ 公式サイト i-campus.hokkyodai.ac.jp

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