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運動後の爽快感、経験したことありませんか?

皆さん、「運動後に清々しい気持ちになった」「エクササイズ後にメンタルの落ち込みやイライラが吹き飛んだ」といった経験はありませんか?運動が気分やモチベーションに変化をもたらすのは、脳が活性化しているためです。

今回の記事では、運動が身体的なメリットだけでなく、脳や認知機能にどのような効果をもたらすのか、海外の論文を基に紹介します。運動が健康に良いのは知っているけれど、脳や認知機能への好影響についてはあまり知らないという方には必見の内容です。スポーツに打ち込むアスリートから、最近運動不足だなと感じている方まで、実用的な情報をお届けしますので、ぜひ参考にしてください。

BDNFと脳機能の関係

まず、BDNF(脳由来神経栄養因子)という伝達物質をご存知でしょうか。BDNFは脳機能の向上を助けるたんぱく質の一種で、運動によって脳へ行き渡ることが知られています。アメリカ・ピッツバーグ大学の研究によると、エクササイズを行うことで、大脳辺縁系の海馬でBDNFが増え、活性化することが証明されています。これにより、記憶力の向上や新しい情報を脳に留める機能が向上します。さらに、老化による海馬の萎縮を防ぎ、認知症などのリスクを減少させることが期待されます。

エクササイズの強度

では、どれくらいの強度のエクササイズが必要なのでしょうか?オーストラリアのキャンベラ大学が行ったメタ分析によると、1回45~60分の有酸素運動やレジスタンス運動を行うだけで、認知機能の改善が見られたそうです。週に1回のジョギングや筋トレでも脳機能に良い影響を与えることが可能です。

ドーパミンとメンタル改善

運動によって脳内で分泌されるドーパミンも、メンタル改善に役立ちます。ドーパミンは「やる気物質」とも呼ばれ、やる気や意欲を高め、幸福感や情報処理能力を向上させます。軽いランニングやトレーニング後の爽快感はこのためです。

アスリートへのアドバイス

アスリートがメンタル的に落ち込んだ場合、新たな練習法や道具を取り入れると、ドーパミンの分泌が促され、モチベーションが向上します。新しい刺激を脳に与えることで、学習能力やパフォーマンスが向上し、良いサイクルが生まれます。

運動が脳や認知機能に与える影響について、少しでも興味を持っていただけたでしょうか。是非、参考にしてみてください。

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