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山菜・きのこ取り名人だった義理父の他界
GWの家族の予定を昨日考えていた所、ふと長野県の義理の父の事が頭をよぎったので、今日は書いてみようと思います。本当に人の寿命というのは分からないものですね。
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義理の父が他界してから半年が経とうとしています。月日が経つのは早いものですね。少なくとも昨年のゴールデンウィークまでは、義理の父はとても元気で、大好きな孫と一緒に遊園地に行ったり、楽しい時間を過ごしていました。しかし、その後のことです。突然、末期の膀胱癌が発覚し、医師からは余命半年と宣告されました。そこからは壮絶でした。
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義理の父との思い出は数え切れないほどあります。数十年前の話になりますが、私が結婚を申し込みに行った当時、私の職は安定しておらず、多少なりとも不安を抱えていました。しかし、義理の父は「お前の事、信じてる。こんなので良かったら明日にでも連れていけ。今でもいいぞ」と笑いながら快く承諾してくれました。昔ながらの亭主関白の義理の父です。彼の元で育った妻や兄弟にとっては少しけむたい存在だったでしょう。しかし彼は私にはいつも優しく接してくれました。
また、義理の父は季節ごとに山菜やキノコ採りの名人でした。長野に帰るたびに、私もこれらの採集に何度も参加しました。山の恵みを家に持ち帰り、みんなで美味しく頂くのが何よりの楽しみでした。しかし、そんな義理の父はもうこの世にはいません。
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失った悲しみと共に、残された時間の中で作った美しい思い出が、今も私の心の支えとなっています。義理の父が遺してくれたものは、家族を大切にする心と、人生の何気ない瞬間に幸せを見つける術でした。今はただ、彼の教えと愛を胸に、前を向いて今日という一日を、悔いなく懸命に歩んで行こうと思います。
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