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感想文「大魔神逆襲」を観て

 昨日、両親と、映画「大魔神逆襲」を観ました。

 前の2作とくらべて、子どもたちが活躍する場面が続き、大魔神は最後の方にしか出てこないという大筋になっているように思いました。

 *以下からネタバレあります*

 

 今回の悪役がまたヒドイもので、見せしめのために村人を地獄の池?みたいなところに突き落としたりするんですが、その時に母が、

 「おまえが落ちれ!おまえが落ちれ!」と言い放ちました……。もちろん悪役に対してです。

 そして、大魔神が登場して怒る場面では、感情移入したのか、唸り声をあげ、

 「おれは怒っているんだ~~~~」と言い………母がですよ。わたしは笑うしかなかったです……。「大魔神って、自分のことおれっていうんだ?!」と思ってしまいました……。父も「眠ってる時の寝言みたいだな…」と言って笑っていました…。なかなかシュールでした~~。笑。

 今回も大魔神は悪役たちに攻撃されまくっていたけど、人間たちをちゃんと見ていて、話も聞いていて、わかっているんだなーと思いました。結局、悪代官みたいな人が大魔神の登場により、地獄の池?に落ち、まあ、母が言い放った通りになり、子どもたちや、虐げられていた村人たちが助かるからです。

 ダジャレを書きたいわけでは決してないのですが、人間の良心についても考えたりしています。大魔神シリーズには、良心の呵責にうったえかけるというテーマもあるような気がします。

 大魔神といっても、あまりにも人間の行動が行き過ぎると怒るわけですし、悪役もいつも不安なのかな、と思ったり、子どもたちの冒険心や、自分たちにも何か出来るはずだから怖いけれども大魔神がいる禁じられた山奥へ行ってみたい、という行動力や好奇心など、どの登場人物も、自分の中に多少は存在しているなぁと思います。

 そういえば、大魔神シリーズが制作された1966年ごろというのは、うちの両親もまだ小学校高学年~中学生くらいと聞いて、「なんでカラーなの?」と質問したら、映画はフルカラーだったけど、テレビはまだカラーではなかったと聞いて、驚きました。

 せっかく3部作全て観たので、時代背景についても、もっと知りたくなったのでした。

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