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このドキドキの正体は?

吊り橋効果という、高所や危険な状況にあるときに、恐怖や興奮などの強い感情を異性に対する魅力と誤って解釈する心理現象があります。

この効果は、1974年にドナルド・ダットンとアーサー・アロンが行った有名な実験で発見されました。

実験では、男性の被験者が安定した橋と揺れる吊り橋の上で、女性の実験者からアンケートを受け取りました。その後、女性の実験者は自分の電話番号を教えて、もし興味があれば連絡してほしいと言いました。結果は、揺れる吊り橋の上でアンケートを受け取った男性の方が、安定した橋の上で受け取った男性よりも、女性の実験者に電話をかける確率が高かったことが分かりました。

これは、揺れる吊り橋の上で感じた恐怖や興奮が、女性の実験者に対する魅力として認識されたためだと考えられます。

吊り橋効果は、恋愛に関する心理学的なメカニズムの一つとして注目されています。

高所や危険な状況だけでなく、スリルやサスペンスのある映画や乗り物などでも、同じような効果が起こる可能性があります。

しかし、この効果は必ずしも恋愛関係を深めるというわけではありません。

実際には、感情の原因を正しく理解することや、相手との相性や価値観なども重要な要素です。

吊り橋効果は恋愛に関する興味深い現象ではありますが、それだけで恋愛関係を築くことはできませんよ。

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