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夢は、いま開く

意識のグラデーション「差異」が夢だ

「この概念はすごい、これは人の役に立つ考え方だ!」
 って、すんげえ感動していたのに、一瞬でわからなくなった。

「あ、夢か?」と思ったら忘れた。夢の自分に戻れない。続きを見ようとしても、夢の次元の扉が閉じた。

夢だと気づく瞬間が好きだ。
次元が変わる。感覚は身体に残っているのに、思考がプチっと切り替わる。回路が閉じる感覚、いったい夢はどういう回路を使って思考しているんだろう。思考回路が動いているはずだ。その回路がぶちっと切れて、いきなり現実に戻る。もし、戻れないまま目が覚めたら、それは怖いね。回路が閉じずに半開きのままだったら……。

あの〈次元が閉じる〉感覚に意識をもっていくと、マッシュルームのセッションでも似たようなことがあったなあと、懐かしい。セッションのあいだは「回路が切り替わる」体験を無数にした。夢から夢へとサーフィンしているような感覚だった。

目覚めたまま夢を見ていて、その夢がどんどん切り替わる。押し寄せてくる夢の世界をジェットコースターみたいに楽しんでいる、すごくスピード感がある感覚だ。日常をあんなふうに生きればいいんだ、と学んだ。一瞬、一瞬、意識の次元は違う。その波を楽しんでいけばいいんだ……と。

セッションのあとしばらくは「回路が切り替わる」のを楽しんでいた。意識のグラデーションがわかった。過去と現在と未来は時間ではなく差異で生み出されている感覚。

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