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はじめまして

みなさん、はじめまして。rana(ラーナ)と申します。

私は現在イタリアの最北部の州 トレンティーノ・アルトアディジェ州のボルザーノ自治県に日本人の旦那と17歳の息子、9歳の娘とワンコ一匹と一緒に暮らしています。

イタリアに住み始めて7年目ですが、まだまだ日本とは勝手が違う生活様式には戸惑っています。憧れの海外暮らし、しかもイタリアと聞いたら「一度は経験してみたい」と思われる方も少なくないでしょう。

実は私の住んでいるボルザーノ自治県は、別名「南チロル」と呼ばれています。それは昔、ここの地域はオーストリアだったからです。第一次世界大戦後の1919年9月10日に調印された「サン=ジェルマン条約」によってイタリア領になり、その後、何度か南チロルをオーストリアへ戻す運動が起こったものの、最終的にこの南チロルに自治権を付与することで現在もイタリアの一地域としてイタリア国に所属しています。

そんな複雑な歴史背景がある地域ですから、いわゆる「普通のイタリア」、皆さんがイメージしやすいミラノやフィレンツェ、ローマ、ナポリ、ベネチア・・・・などとは勝手が違ってくるのです。何が違うのか、1番に挙げられるのは「ドイツ語」「イタリア語」そしてこの地域の一部で使われている「ラディン語」の3ヶ国語が公用語ということでしょうか。

「えっ?南チロルってドイツ語とイタリア語が入り混じっているの?」

はい、そうです。南チロルの中でも、点在する町によって「ドイツ語話者」と「イタリア語話者」の比率は変わってきますが、例えば私の住む町(集落?)では「ドイツ語話者」と「イタリア語話者」の比率は7:3ぐらいの割合です。ですので、街の人の会話を聞いていると大体がドイツ語を話しているイメージです。しかし面白いのは、彼らは「外国人はドイツ語を話す事ができない」と思い込んでいて、我々外国人を見かけると急にイタリア語で話かけてくるのです。その切り替えの速さといったら!羨ましい限りです。

そんな語学環境なのも手伝い、在イタリア7年目のくせに私は現在イタリア語の個人レッスンを受け、イタリア語を学習しなくてはいけないのです。もう笑い話です。イタリア人の先生に「とにかくイタリア語を話しなさい、使いなさい!」と言われるのです。「えっ?イタリアに住んでいるのにどういうこと?」と思われるでしょう。ええ、私もイタリア語で話そうとしているのです。しかし細部をうまく言えない時に「ドイツ語」で言っちゃうんです。「ラーナさんってドイツ語できるんですか?」となるのですが、そう約20年前に約3年ドイツのフライブルグという町に留学していたので、一通りはドイツ語で用が足せるのです。そしてまたここの地域の私のとって都合がいいことにイタリア語で話していて、急にドイツ語の文章をぶっ込んでも南チロル人は顔色一つ変えず対応してくれるので、今までやり過ごしてきたのです。しかし、私の娘が「お母さんはイタリア語ができない」「お母さんはイタリア語がヘッタクソ」とキレ気味にいうようになったことと、他のイタリアの州に行った時、せっかく親切に話しかけてくれるイタリア人にお世辞の一つうまく言えず「何こいつ、イタリアに住んでいるのにイタリア語できない・・」と思われているのを肌で感じ、イタリアに住んでいるのにイタリア語を習うハメになっているのです。

「なんだか大変そう・・・」

ええ、色々あります。昨日も突然車のエンジンがかからなくなり、自動車の修理屋さんに行って説明しなければいけませんでした。(まあ詳しい話は別の機会に・・・)

兎に角、毎日が全力疾走ですが元気に海外生活送っています。(時々電池切れになりますが・・・)

noteでどんな事を書いていこうか、正直全くイメージはありません。ブログとはまた違うし、謎が多いです。けれど、分からない中で色々模索して面白い内容を皆さんと共有できたらいいなぁと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

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