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胡蝶蘭、水耕栽培のススメ〜基本的な育て方のまとめ〜【胡蝶蘭その13】

胡蝶蘭の水耕栽培をはじめて2年余り、沢山花を咲かせるまでになりました。そこで今一度、基本的な栽培方法をまとめておきます。
ご参考になれば幸いです。

※あくまでも「ど素人」である私の経験に基づくものであることをご理解下さい。ど素人奮闘の詳細は【胡蝶蘭その1〜12】をご参照下さい。

■水耕栽培に仕立てる(なるべく春〜秋に)

★花茎が付いている株であれば、花が終わるのを待つか、花茎を根本でカットして下さい。エネルギーをしっかりと根に使える状態が無難だと思います。

〈用意するもの〉
・胡蝶蘭の株
・ガラスの瓶、花器
・ハサミ
・アルコール除菌液(用意できたら) 
食材などにも使えるタイプを推奨します。私は「ドーバーパストリーゼ77」を使用しています。

①まずは手を綺麗に洗うなど、作業の下準備をします。
②胡蝶蘭の株から水苔を取り除きます。
根を傷付けないように優しく。
③傷んだ根はハサミでカットします。
(ハサミはアルコール消毒をしてライターの火で炙るなどして殺菌しておく)
④水苔が取り除けたら、優しく流水で洗い流します。 

★ここでアルコール除菌液を吹きかけておくと、カビの心配が減ります。

⑤風通しが良い状態にして、3日〜1週間程乾燥させます。
⑥その後ガラス瓶に入れます。
(ガラス瓶もしっかり洗いアルコール消毒をして乾燥させておく)
⑦直射日光を避けて、レースのカーテン越しくらいの日当たりの場所に置きます。

■水やり

〈用意するもの〉
・水
・液体肥料
 私は「ハイポネックス ハイグレード 洋ラン」と「メネデール」を使用してい
 ます。

①ガラス瓶に葉の根本まで水を入れて、根全体を水に浸けます。
株数が多い場合はバケツに水を張り、2〜3株一緒に浸けても可です。
②一定時間水に浸けたら全ての水を捨てて、一定期間乾燥させます。

この繰り返しです。

◆水に浸けておく時間、乾燥させる日数は、季節ごとに変えます。
この1年間は下記のように試してみました。
 ・春秋:12時間浸けて→5日間乾燥
 ・夏:8時間浸けて→3〜4日間乾燥
 ・冬:24時間浸けて→6日間乾燥
今年は春〜夏の浸水時間を変えて、様子を見ようと思っています。

◆春〜秋は液体肥料を水に混ぜています。
規定より大分薄く、2,000倍〜にしています。
特に根を成長させたい時は「ネメデール」を使ってみることもあります。

◆冬は基本水だけです。(様子見てたまに肥料使います)

■育てるうえでのポイント

★最大のポイントは
水に浸ける→しっかり乾かす のメリハリです。
しっかり乾かす期間があることによって、カビの発生や根腐れを防いでいると思われます。

★水やりの頻度や肥料の量など、ここに書いたことはあくまでも目安です。
環境、株の個体差、天候…などによって変わると思います。
様子を観て柔軟に変えてみることをおすすめします。

自分の性格に合っている世話の仕方を選ぶ、コレが重要な気がします。
嫌にならずに無理なく続けられることで、お世話にリズムが生まれます。

★私の実感としては、胡蝶蘭は丈夫です。
一度軌道に乗れば、過保護にしなくても勝手に生きていてくれます。
私は本来はズボラです。
記事にまとめたらきちんと見えるだけです。
真冬の寒さと直射日光だけは注意しています。

◼️参考にした動画やHPなど 【重要】

【胡蝶蘭その2】でもご紹介しましたが、私が胡蝶蘭の水耕栽培というものに出会ったのは1本の動画からでした。

■O. Crooij  蘭やアクアリウムを紹介してくれてます


私の水耕栽培は、O. Crooij さんの動画をとても参考にさせていただきました。
簡単な英語の字幕で解説がついています。 
育て方のみならず、胡蝶蘭の「佇まい」が私にはパーフェクトで、コレを目指そう…!と決意して2年。
結構近づけたかなぁと思います。
あの時突然おすすめ表示してくれたYouTubeには感謝しかない。

また、胡蝶蘭についての基本的な生態や育て方は、生産者やお花屋さんの方々のHPやブログなどで勉強しました。
非常に詳しく説明してくださっているHPなどもありますので、検索してみて下さい。
水苔でも水耕でも、育てる基本は同じです。

あとは意外と、植物の育て方全般が役に立ちます。
根のアルコール消毒などは胡蝶蘭とは別の植物の植え替えで知り、応用してみました。

色々な方の情報を参考に、環境に合わせて試行錯誤しながら、今に至っています。

情報を公開してくださっている方々、本当にありがとうございます!
私もそのひとりになれたらと思い、noteにしたためている次第です。


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