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建築とホテルの楽園=オットー・ワグナーの水門監視所とホテル・ラディソン・レッド・ウィーン

下記のような記事でスタートした楽園探訪のウィーン・シリーズですが、行く前に気になっていたのは、やはりオットー・ワグナーの建築でした。その中でも比較的行くのが少し面倒で、時間がなくなると行かなさそうな案件のそばにホテルをとって、心ゆくまで堪能してみようと考えて、実行してみました。それがカイザーバードの水門監視所とラディソン・レッド・ウィーン。

ドナウ運河に面した場所にあるカイザーバード水門監視所を、ドナウ運河の北側に位置するホテルの窓から眺めるとこんな感じです。アールヌーヴォーとアールデコをつなぐ時代に活躍したオットー・ワグナーの建築はそのどちらの要素も反映しながら、独自の美意識が獲得されています。ウィーン工房とも連携しながら、今でも通用する建築美があるように感じます。

この距離で水門監視所を眺められるのは、ラディソン・レッド・ホテルだけの特典

https://www.radissonhotels.com/en-us/hotels/radisson-red-vienna?cid=a%3Ase+b%3Agmb+c%3Aemea+i%3Alocal+e%3Ardr+d%3Acese+h%3AATVIE1

ドナウ運河の南側にあるSchottenringの駅あたりから。右奥がラディソン・レッド・ウィーン
運河に面した正面から
運河と反対側から
サムネイル画像の全体
この青いタイルと、川を思わせる白いラインが、実に現代的というか今もかっこいい
水門監視用の出窓も鉄骨の構造体も美しくデザインされている。
壁の石材に打ち込まれた鉄鋲がオットー・ワグナーテイスト
横からのショット。
内部はこんな感じで、Otto Wagner Schützenhausという名のレストランになってます。
ちなみに泊った部屋はこんな雰囲気。おしゃれなデザインホテルでした。
デスクや窓辺の寛ぎ空間も素敵
アートな写真が飾られておりました。

ホテルのお値段も、為替にもよりますが1万円少し~2万円少しのところで1泊できるので、カジュアルに利用できます。運河南側のターミナル駅Schottenringは比較的どこへ行くにも便利な駅だったので、中心部の外れではありますが、意外とウィーン観光の拠点としても悪くないのかもしれないなと思いました。駅にはホテル真ん前・水門監視所横のエレベーターで地価へ降りて、運河を地下トンネルで渡ればすぐです。

夜の水門監視所とドナウ運河
運河沿いには、砂浜を意識したビーチ・バー的な空間もあって、楽しい夜をお過ごしでした。

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