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幸福とお金の関係

この世は、人の心理を知り、人の脳のプログラムを知り、上手く活用(悪用)した人間が得をする。

しかしそこで立ちはだかるのは「罪悪感」という壁だ。
これも脳のプログラムのひとつだろう。
これを利用すれば、お金稼ぎには有利に働く。
その方法の一つに自己正当化があると考える。

しかし、ここまで実行したとしてその個人が幸福になれるかは別問題だ。
この世界がトレードオフで成り立つと考えれば、それは幸福を犠牲にする行為となる。

そこで最強の人物とは、この一連の流れすらも楽しめる人間だ。
その人間の本性を知れば、人はみな失望するだろう。だがその人間はそれすらも上手く隠す。

ここで問題なのは、果たして自分がその人間になりきれるかどうかだ。
真の意味で情のない冷酷な人間に。
人の情は、成功する上で有害だ。
成功する人間は、情があるように振る舞うのが得意なだけで、自分に損であれば見向きもしない。自己犠牲ができる人間では無いのだ。

これとの向き合いを、私は模索する。
幸福とお金、そのバランスをどうとるべきか。

この世は残酷だ。
ただ楽観的に、いっときの幸せだけを追求し生きてゆけたらどれだけ楽だろう。
ただそれだけを求めれば、後に残酷な未来が待っている。

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