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日記0309
京王線が人身事故で止まってしまい、明大前で降りて駅の近くのマックで30分ほど過ごした。コーヒーとアップルパイ。
毎日、苦しい状況にいて、祈るように1日1日を過ごす。
朝は悲しい。夜も不安。だから、もう執着はよしてその日をできるだけ味わいつつ終えていこう。
グランドブタペストホテル
ウェス・アンダーソンの「グランドブタペストホテル」DVDをamazonで買って、見た。
エレガントなピンクの城が、険しい山の頂に建っている。レイフファインズ演じる、ホテルのマネージャーは、お金持ちで孤独な超高齢のマダムを慰める役だ。
軽薄で繊細、人情家で厳格、粗野でエレガントなホテルマンと彼に仕込まれるロビーボーイ。戦争前夜の不穏なヨーロッパの山奥で繰り広げられるウェスの世界にまた引き込まれる。
不安との付き合い方
不安な日々。
平穏な生活が、如何に貴重な時間なのかは、ことが起きてはじめてわかる。
「希望的想像と同じくらいおろかしく、それよりもたしかにずっと苦しい恐怖の幻想に身をゆだねるほど、わたしはまだ弱っていない。仮に私が自分を欺かねばならぬとしたら、信頼の側に身をおくほうがましであろう。その方が、恐怖の側に身をおく以上に失うことはなく、苦しみはより少ないというものだ」ハドリアヌス帝の回想より
きらいなことば
カスタマーサクセスって、なんだか嫌な言葉だ。カスタマーサクセスが
いるカイシャもなんか嫌。あと、成長。成長戦略なんて、そんな
ことをいつも言っている人は、あまり本を読まない人なんじゃ
ないか。エビデンスがないと。ファクトが大事。感動を
ありがとう。自分に嘘をつけないから。ゆずとか
聞いて、早く寝てください。腸内環境を
整えつつ。マインドフルネスで。
SDGsで。
『酒場 學校の日々』
この本、とてもよかった。
『パリのすてきなおじさん』という本を読んで、金井 真紀さんの文章とイラストが、たのしかったので、もう一冊選んでみたら、当たりだった。
詩人の草野心平が糊口を凌ぐためにはじめた居酒屋。当時お手伝いしていた女性が、新宿のゴールデン街でその「學校」というバーを再開。そのことをしってから数年後、まだ30歳そこそこの金井さんが、お店の扉をたたくところから。
踏み入れないと、一生出会
荒れる魂には、エレガントな服がはまる。
映画「ジェントルマン」を見る。ガイリッチー監督+マシュー・マコノヒー。
マコノヘイの着こなしが、とにかくかっこいい。
衣装デザインを担当したマイケル・ウィルキンソンが、「英国紳士」な3ピースのスーツをデザインしている。
着心地のよさ、ミッキー(マコノヘ)の上機嫌が伝わってくるような、すばらしいジャケットだ。もちろん、長身でスマートなマシューのスタイルがなくては、ここまで素敵にならないだろう。
日々のサブスクリプション
毎日の通勤で運動するということは、健康のサブスクと言える。
階段をつかうだけで、3分間のエクササイズという贈り物を自分に与えたようなものだ。
早起きして、ゆっくりとコーヒーを飲むこと。電車で好きな本を読むこと。
1日の中で、何回か受け取れる、サブスクリプション。
毎日、小さなものを受け取ってみる
花のサブスクで、3本もらってきた。でも、売れ残り専用の花を置いてるみたいだったよ、日比谷花壇は。
注文していた、新訳「カラマーゾフの兄弟」と「動きすぎてはいけない」が来る。50歳を前に、少しは実のある読書をしたいと思って。
うっかり48歳になってしまうと、不惑とはかけはなれて、小さな抵抗を試みたくなる。
「メイキング・オブ・勉強の哲学」千葉雅也
「メイキング・オブ・勉強の哲学」千葉雅也を読んだ。
深い勉強によって起こるのは、考え方が深いレベルで変化し、行動も変化することである。p.68
その深い勉強をするためには、「アイロニー」と「ユーモア」が必要で、自分にとって当たり前になっているあれやこれの、そもそもの根拠を疑うということ。そして、突き詰めて考えるのはそこそこにして、ユーモアで別の見方を手に入れる、それによって新しい世界に身を置い