『酒場 學校の日々』

この本、とてもよかった。
『パリのすてきなおじさん』という本を読んで、金井 真紀さんの文章とイラストが、たのしかったので、もう一冊選んでみたら、当たりだった。
詩人の草野心平が糊口を凌ぐためにはじめた居酒屋。当時お手伝いしていた女性が、新宿のゴールデン街でその「學校」というバーを再開。そのことをしってから数年後、まだ30歳そこそこの金井さんが、お店の扉をたたくところから。
踏み入れないと、一生出会いそうにない人々との、淡くて濃い交流譚が、なんともジンとくる。

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