とりあえず就職するという選択肢。
大学4年生のとき
休学しようかと本気で考えていた。
就職活動がうまくいかなくて
やればやるほど自分がしたいことがわからなくなって
一旦立ち止まってみたかったから。
ギリギリまで悩んだ。
卒業論文提出の2週間前まで悩んで
結局、休学はしないことにした。
とりあえず社会人をやってみるという選択肢を取った。
当時、休学するにあたって
色々な人に相談していた。
そんな中、1番の決め手になったのは
大学のゼミの先生だった。
ゼミの先生は30歳頃まで学生をして
そこから研究者になった。
好きなことを突き詰めてきた人だ。
正直、そんな人だったから休学することに対して
賛成してくれるだろうと思い込んでいた。
でも、反対された。
休学して何をするのだ
1年でやりたいことは見つかるのか
それなら1度社会に出ながら考えても良いのではないか
と。
その通りだった。
1社目では、こんな人になりたいと思えるような、尊敬できる人にたくさん出会えた。
2社目では、休みも増えて、たくさん友だちと遊んで、旅行に行って、社会人も案外悪くないと思えることができた。
だんだん自分が生きるために優先したいことがわかってきて
どう生きたいかが具体的にみえるようになってきた。
これらはすべて、社会に出たからこそ
感じたこと•気付けたことである。
就職活動をするにあたって、
はじめからこんなことがしたい、この企業に行きたいと目標が決まっている人は素晴らしいと思う。
でも、私みたいに
何になりたい、何がしたいか分からない人は
無理に自分探しをしようとはせず
とりあえず就職してみる
という選択もありなのかもしれない。
私の性格を見抜き、
就職するという選択肢に導いてくれた先生には
本当に感謝している。