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人のために生きるということ。

社会人4ヶ月目、7月下旬
ついに、仕事中に泣いてしまった。

ミーティング中の出来事だった。
「泣いてはいけない」状況下だと思うことが、余計泣けてきてしまった。

それに気づいてくれた2年目の先輩が声をかけてくれた。
同期を1人も知らない私にとって、この先輩は唯一なんでも話せる相談相手。
数日後のお仕事がおやすみの日、ご飯に連れて行ってくれた。

たくさん話した。仕事のこと、友だちのこと、家族のこと、将来のこと。
そんな中、価値観の話になった。

先輩は、
周りが幸せになってくれたらそれでいい。
そのためなら多少の自己犠牲は構わない。
と言っていた。

冗談抜きで、毎年初詣では
周りの人たちが幸せになりますように
と願っているらしい。

その瞬間、私の心に衝撃が走った。

私はずっと、自分のために生きてきた。仕事を辞めようと悩んでいるのだって、自分にはもっと向いている仕事があると思ったから。自分の幸せのためだ。


私はずっと、他人のことなんて考える余裕もなく生きてきた。でも、先輩は違った。

みんなに気付かれないように外に呼び出してから声をかけてくれたこと、
仕事中だと話しづらいと言った私を休日、誘い出してくれたこと、
お金は出させたくないと家まで送り迎えしてくれたこと、
絶えず私を気遣い、たくさんの相談に乗ってくれたこと、
今度、私が行ったことない校舎に出張があり、その下見に一緒に行ってくれたこと、

先輩が私に自然としてくれたことこそが、人のために生きるということなんだと思った。


自分を大切に、人生に目標をもち、生きることは素晴らしいことだと思う。
でも、それと同じくらい、もしかするとそれ以上に、人のために生きることも素晴らしいことだと感じた。


私も人のために生きていきたい。




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