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小1息子が自分で描いた絵で初めてお金をもらった日。

先日、小1の息子が自分のお店を開いた。

息子がiPadで描いた絵のオリジナルグッズが買えるお店。その名も「がかがかがか屋」。


「だれかかってくれるかなぁ」と言いながら、息子の顔は期待と不安が88対12くらいでゆるんでいる。というかニヤニヤしている。

とりあえず最初のお客さんは母である。

「ママこれほしいから買ってもいい?」と聞きながら、お気に入りだったごろごろの巾着袋を購入。「ふふふ〜いいでしょ〜」と得意気な店長。

お店のオープンをSNSでお知らせしたら、なんとおふたりの方が購入してくださった。(身内以外で購入者がいるとは思っていなかったので本当におどろいた)店長は「ほんと?見せて!」とお店のページを自分で確認して、「やったね、よかったね。ぼくのおみせかっこいいもんね」とニコニコしながら、新商品用の新しい絵を描き始める。

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(こちら新商品です。)


次の日、朝4時に「バンッ!」と寝室の扉を開けて入ってきた店長は開口一番「ねぇママ、ぼくのおみせでうれたおかねはまだ?いつもらえるの?」と真剣な表情で確認してきた。しっかり者な店長さんである。入金確認って大事だよね。売る前に入金サイトの確認も事前にした方がいいよ。

suzuriではトリブンという名前で商品ごとに固定の利益額が設定できる。今回は300円のトリブンにしていた。300円×3つで900円。お店の管理画面をみながら一緒に金額を確認し、「うりあげ」と「りえき」について説明をする。

さっきまで1つ売れると300円だ!と喜んでいたくせに、売上金額をみて「300円しかもらえないの?ちょっとじゃーん!」ともんくを言うから、この布を買うお金とか送るお金とか…と「けいひ」についても説明。
母がはじめて財務諸表の勉強したのは大学生の時だったよ。

実際には出金申請したり手数料とかいろいろあるけれど、即時フィードバックは大事だなと思ったので900円の売上を現金で店長にお渡しすることにした。

やる気に満ち溢れた店長は電話で営業をはじめる。
相手は大好きなじいじとばあば。「じいじはくちばしのぼうしがかっこいいからおすすめだよ」「ばあばはまるまるのコップがかわいいからおすすめだよ」個別提案である。大事。

ちょうど家にきていたおじさん(わたしの弟)には「あっきーはどれがすき?」とヒアリングをしてからおすすめしてた。やるじゃないか。

そうこうしているうちに、また身内以外の方が購入してくれて「やったーうれた!やったーうれた!」と店長はオリジナルダンスを踊って喜びを表現していた。購入してくれた人からのメッセージを店長に伝えて、せっかくなので御礼のお手紙を描くことに。

ふだん文字を書くのもいやがるくせに「"ありがとう"ってかこう。あとはー、やっぱりほしでしょ!ながれぼしもいいね!」とぶつぶつ言いながらiPadで描いたお手紙を書いて買ってくれた方にお送り。なんでやっぱり星なのかは分かんないけど、ありがとうが伝えられてよかったね。

その後、じいじとばあばはおそろいのくちばしグラスを買ってくれて、息子のお店はオープンから3日で6つの商品が売れて、店長は1800円を手に入れました。

お金は「なににつかおうかな〜」と言いながら、うれしそうにピンク色のブタの貯金箱にいれていました。意外と堅実。


息子のお店を開いたきっかけは、息子が自分の描いた絵のTシャツがほしいと言ったこと。わたしも息子が描いたグッズがほしいなと思ったこと。

だけど「お店」という形にしたことで、身内以外にも買ってくれる人が現れたり、自分の絵をいいねと言ってくれる人がいたり、好きで描いた絵を通してお金を得られたり。

いつもひとり黙々と創作活動をしている息子にとって、作品をとおしてたくさんの大人、社会とつながるよい体験になったのではないかと思います。買ってくれたみなさん、お店でズッキュンしてくれた方、感想やコメントくれたみなさん、ありがとうございました!

最後に店長からのメッセージです。

「かっこいいものをたくさんうってるので、いっぱいかってください!」

メッセージじゃなくて宣伝でした。笑

新商品を入荷した息子のお店、がかがかがか屋はこちらです。

息子のお店のその後について書いたnoteはマガジンにまとめています。


息子の絵を描くことをどうサポートしてるの?という質問をもらって考えたこと。息子は少し前まで絵を書くのを嫌がっていたので、そういう中で意識していたことについて。

※息子のお店でグッズを買ってくれた方、身内以外でおふたりから連絡をいただいたのですが、もうおひとり買ってくれた方がどなたか分からず、もしいらっしゃったら店長より御礼のお手紙をお届けしますのでコメントかTwitterのDMなどで教えてくださいm(_ _)m
(追記)
↑こちらご連絡いただきました。
このあとさらにお2人購入いただいた方がいらっしゃいまして、もしよろしければご連絡いただけますとうれしいです!

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