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答えはいつも、そばにある。

大概の問題は、コーヒー1杯飲んでいる間に心の中で解決するものだ。
あとはそれを実行できるかどうかだ。

とある物語に登場する台詞。
この一言で時々僕は思い出す、自分の悩みは実はシンプルなものだと。

人は失敗から学ぶもの。
自分の失敗経験と周りの知恵、そうやって克服してきた考え方を書いてみました。

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答えはいつも、そばにある。

働いてみてつくづく感じるのは自分のミスや至らぬ点の多さ。
自分では全く予測できないトラブルに遭遇することもあるが、多くは今の自分でもよくよく考えれば対応できたものが多い。

ミスへの向き合い方は学生時代のインターンを通して学べたことが今の自分に活きていると感じている。

・・・

僕は学生時代、長期インターンに2社参加した。

その2社はミスへの捉え方がまるで対照的であった。

1社は徹底的に原因を追及し、再発しない為にはどうすべきか本人に徹底的に考えさせ、2度と同じことが起こらぬよう肌に実感させる。
もう1社も徹底して原因を追及するが、その方法はチームで考え、ミスを仕組みで解決しようとする。

この2社の考え方に対して僕はどちらもアリだと考えている。
失敗からでしか本質的な学びは得られないとも思うし、肌にそのミスの重さを実感させることは本人に強い気付きを与えることにもなる。

その一方で、スキルや経験が俗人化していく、そんな傾向もあるかもしれない。
また、僕個人の話をすればその強い気付きに心が保てなかったこともある。


僕が今所属しているのはもう1社の企業。
ミスを仕組みで解決しようと考える企業だ。

インターンの中、ミスをして悩んでいた時に「これは誰にでも起こり得る間違い、たまたま君だっただけ。この問題を仕組みとして解決しよう」そう言っていただけたことが僕の救いになり、企業への思い入れの一つになっている。

ダメだったと悩んでいても物事は進まない。
自らの誤りを認めて、助けを求める。
そして答えを誰かに任せるのではなく、力を借りながら自分の力で間違いのプロセスを捉え、解決する。

答えを周りの人は持っているかもしれない。
けれど、その答えは自分で見出すこと。
そんな意識がミスへ向き合う時に必要な考え方だと僕は感じている。

ダメだった、で終わらない

最近の話だが、自分で1つ商談に挑んだ。
結果は×。
提案内容がまるで刺さらなかった。

正直僕は、もうここにアプローチすることはない、次は全く別のところへアプローチを考えていました。

しかし、同席していた上司の意見は違っていた。
「この企業は確かにダメだった。けれど、話の中でこの企業の風土は縦割り。他のグループについてはほぼ知らないと言っていた。逆にそこが可能性になる」
そう伝えてくれた。

つまり、同じ企業の中でも1つの部署だけが自分たちのターゲットではない。
外堀を埋めること、他の糸口を探すことで開けてくる道もある、という事だった。

見切りをつけて、ゼロから進めることも時に必要だと思う。
だけれど、まだ残る可能性を全て捨て去ってしまうのではなく、出来る事を最後まで考えて挑む。
そんな考え方も必要だと言うことを僕はここ数日で学んだ。

自分では気付かないだけで、ヒントはいくらでもある。
経験者、年長者、彼らの目に映るものにはやはり積み重ねているだけの重みがあることを身をもって理解した瞬間だった。

今できる100点満点を

「プロは常に100点の仕事をする。それは例えどこかで間違ってしまって90点だったとしても、プロは逆に良かった10点分を自分で見つけて加点する。」
最近、こんな記事を読んだ。

個人的には目から鱗の発想で、この視点を持つことで、常に自分の強みと弱み、出来ることと出来ないことを意識することが出来ることに気付いた。

誰かのおかげで出来た、と感謝することは大切だ。
だが、いつまでもそう思っていては自分ごとにならない、自分の力にはならない。

謙虚さと卑屈は違う。
自分には弱いところもある。
それを分かった上で出来たことを認めていく。

今自分が携わることのプロになる為に常に100点の成果を生み出す。
1つダメでも、2つ良かったところが見つけられるように。

夏休みが終わり、緩んでいた思考と行動を引き締めていく必要を感じた。
自分は新人。
その立場に甘えずもっともっと学ばなければいけない。
学びたい、そう思った時が進歩の時だと僕は思う。

答えはいつも、そばにある。

迷った時に思い出せる言葉でありたい。

ライ

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