何で捨てちゃうの😱年間51万トン☠これがファッションロス2️⃣
皆さんこんにちは、ラグマスター(ラグハウスの親方)のPikaichiです。ラグハウスとは古着のリサイクル工場の事です。常日頃より、古着のリサイクルや回収にご協力下さり有り難うございます!!
今回はラグハウスでの古着選別作業中に出て来た、新品タグ付きの衣類をまとめた動画の紹介です。
リサイクルに出された古着の中には、かなりの数の新品タグ付きの衣料品が紛れ込んでいます。アパレルメーカーの在庫品処分もファッションロスですが、消費者が購入した物をそのまま廃棄するとゆうのも、いかがな物でしょうか?
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このファッションロスの問題点は、アパレルメーカーの在庫処分等も大きな課題なんですが、最近私が気になるのは家庭からリサイクルに出される古着の傾向なんです。
家庭から出される古着の傾向
20年ほど前までは綺麗に洗濯されていて、着こまれた古着が多かったのですが、ファストファッションや安い高機能肌着などの登場でその傾向に変化が現れだしています。
例えば肌着、昔は綿100%の物が主流で価格も今に比べるとかなり高かったので、何度も洗濯を繰り返して着用したものです。それが今では、安い高機能下着の登場により、それらを洗濯せずに何日か着用してそのまま捨てる。
また、ファストファッションの安い衣類や、アウトレット用の廉売商品に、その他の特売セールス商品や福袋などの影響なんだと思いますが、とにかく新品やほとんど使用感が無い衣類が捨てられるようになって来ました。
大量生産大量消費の闇
これは安物を大量生産するアパレルメーカーにも一因が有りますが、消費者の消費行動自体にも問題が有るのではないでしょうか。ファストファッション店やアウトレット、またはバーゲンセール会場などで、多くの消費者がお互いの同調圧力と自分の購買欲求に負けて大量に衣服等を購入する。家に帰って冷静になり、購入した商品を取り出してみると・・・
その結果、新品タグ付きやほとんど使用感が無い衣類等が大量に廃棄される状況が生み出されているのだと思います。
消費者の意識改革&エシカルな行動
これらのファッションロス問題を解決するには、やはり消費者の意識改革が必要だと思います。必要でない物は買わない、良く考えた上で購入する、安くてすぐダメになる物より高くても長持ちする物を買う、これらを消費者が実行に移すことでファッションロスは解決へ向かっていくと思います。
なぜならば、企業は利益を上げなければ倒産してしまうからです。現在は生産した衣類の半分程度が売れれば利益が出ているのでしょうが、これが生産量の45%とか40%しか売れ無くなれば、いずれ売れないような商品を作らなくなるはずだからです!
消費者の皆さんがエシカルな行動を心がけていれば、ファッションロスを無くす事が出来るのです。
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🍀ラグハウスとは🍀
ラグハウスとは古着のリサイクル工場の事で、和名は襤褸屋(ぼろや)です。ラグハウスでは、回収された古着を主に次の3種類の用途に選別しています。
①ウエスの原料(工業用の雑巾)
②反毛の原料(フェルトの原料)
③中古衣料(国内国外向け古着)
🍀このブログをお読み頂く上での注意点🍀
私のブログや記事の中では、古着や古布、古繊維の事を総称で古着と表記したり、またリサイクルやリユースの事を総称でリサイクルと表記している事が有りますのでご注意下さい。そして、その古着をリサイクルする業者の事を、ラグハウス(Rag House)あるいはボロ屋と表記しています。ラグハウス業界用語で、選別前の古布の事を込ボロ(こみぼろ)と呼ぶので、こちらもそう表記する事が有ります。
また、古着のリサイクルについてのご意見や疑問、ご質問などが有りましたら、コメント欄より是非お寄せください。丁寧に分かりやすく返答させて頂きます。
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