【イタリアで就活・就労】⑦退職届のオンライン手続き
はじめに
2024年5月の記事に加筆、改訂を加えてまとめました。
手続き自体は、2023年10月に行った内容です。
ただし本記事は個人の経験をまとめた事項なので、
最新の情報は各自でご確認下さい。
雇用契約の種類
イタリアの労働契約は、大きく分けて3種類。
以前
政府認可新規雇用枠（Decreto flussi）で話したように、
被雇用（Lavoro subordinato）
自営業（Lavoro autonomo）
季節労働（Lavoro subordinato stagionale）
である。
詳細記事
▶④新規雇用許可枠
一般的に多いのは、被雇用労働。
その中でも
有期限雇用契約（Contratto a tempo determinato）
無期限雇用契約（Contratto a tempo indeterminato）
に分けられる。
有期限雇用契約
文字通り、有期限の契約は
『何月何日まで』という雇用契約であり、
期限が近づくと契約更新について雇用主と話し合う。
最初の契約日から最大24ヶ月が経過すると、
有期限から無期限契約へ自動変更される。
参考：
▶イタリア政府 労働省公式HP（イタリア語サイト）
有期限雇用契約は契約満了で終了となる為、
被雇用者側では特に手続きが無い。
契約終了時に有期限雇用だった場合、
失業手当（Disoccupazione）の申請が可能。
ただし、
失業手当の申請は申請者本人が行う。
無期限雇用契約
オ対して無期限の契約は
被雇用者側から退職の意思が無い限り契約が続く。
さしあたって無職になる心配はないが、
無期限雇用契約の場合は離職の場合
自主退職となる為、
失業手当は申請不可である。
そして、退職手続きは
雇用主側と被雇用者側の両方で行う。
Dimissioni volontarie
自主退職を
「ディミッスィオーニ・ヴォロンターリエ」と呼ぶ。
この手続きには、
雇用主から税理士を通して労働省に登録されている
▶被雇用者のマイページ（イタリア語サイト）を開く必要がある。
必要書類
ログインに必要な身分証明書
マイナンバー（Codice fiscale）
手続き方法
▶このマイページ（イタリア語サイト）からログイン方法を選んで開始。（筆者はCIEでログイン）
ログイン後、氏名、マイナンバー、国籍、住所、Eメールアドレスなどの登録確認。
次のページで、「Dimissioni volontarie」（握手マーク）を選択。
「Entra」で進む。
自分のマイページである（上部に氏名が表示されている）事を確認し、「⊕ Inserisci nuova dimissione」を選択。
退職する職場情報が表示されるので、「Seleziona」を選択。
被雇用者情報、雇用主情報など必要事項を入力して登録すれば、こちらのオンライン手続きは完了。
登録情報をPDFでダウンロードして雇用主へ送信し、全て完了。
無期限雇用を退職したのち短期契約の職に就いたので、
次の記事では
失業手当の申請方法について紹介予定。
イタリアでは
様々な規律が頻繁に変更されるので、
最新の情報は
必ず各自でお調べ頂きますようお願い致します。
▶在イタリア日本国大使館（ローマ）
▶在ミラノ日本国総領事館（ミラノ）
▶イタリア政府 公式サイト
▶イタリア警察 公式サイト
▶イタリア政府 保険証公式サイト
もしくはエージェント会社などに問い合わせる等、
最新の情報は必ずご自身でご確認下さい。
▶本記事の出典元ブログ記事
▶元ブログ「シエナの坂道。。」
【イタリア就活・就労・一般情報】目次
▷▷就活・就労
① イタリアの就労事情
② イタリアの履歴書
③ ネットで仕事を探すなら
④ 新規雇用許可枠
⑤ イタリアの失業率
⑥ ワーホリ協定発表
⑦ 退職届手続き ←今ここ。
▷▷生活一般情報
① CIE（電子身分証明書）の申請
② INPSの登録（CIE登録）
③ イタリアの保険証
④ 新型コロナウィルス ワクチン予約
⑤ 保険証の自宅郵送
⑥ 保険証の更新
⑦ 掛かりつけ医のオンライン登録
⑧ パスポートの申請方法
⑨ パスポートの受け取り
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