【イタリア生活一般情報】①CIE 電子身分証明書の申請
はじめに
2019年9月の経験を基に、
以前公開していた2021年3月の記事に
加筆、改訂を加えてまとめました。
ただし個人の経験をまとめた事項であり
イタリアでは
色んな情報が頻繁に変更されるので、
最新の情報は
必ず各自でお調べ頂きますようお願い致します。
CIE：Carta d'Identità Elettronica
CIE「チ・イ・エ」とは、
Carta d'Identità Elettronica
（カルタ・ディデンティタ・エレットローニカ）の略で、
Carta d'Identitàはアイデンティティ・カード、
つまり電子身分証明書の事である。
Carta d'Identitàは
身分証明を必要とされる場において最も信用される物で、
各役所手続き、
大学の試験時、
果てには郵便窓口での荷物の受け取り等にも求められる。
※同等レベルの信用度で、Tessera sanitaria（保険証）も有効。
発行タイプ
これまでは
「カルタ（紙）」と呼ばれる通り紙面印刷物だったが、
2016年以降
電子カードタイプで順次発行されるようになり
2018年以降は完全に電子カードへ移行した。
有効期限
紙面／電子版ともに、
有効期限は発行後最初の誕生日から
3歳以下：3年
3歳～18歳の未成年：5年
成人：10年
詳細：
▶イタリア政府 公式サイト
申請場所
居住区域の市役所戸籍課。
必要書類
パスポート（原本）
滞在許可証（原本）
Codice Fiscale（税務番号） ※滞在許可証に記載。
居住区域の住民登録
証明写真1枚
申請料
申請料は、各居住市役所にてご確認下さい。
シエナ市役所では
基本料金16,79ユーロ＋諸費で約23ユーロ（2019年当時）。
申請の流れ
担当官にパスポートと写真を渡し、
氏名
生年月日
出生地
税務番号（コディチェ・フィスカーレ）
電話番号
など、必要事項をパソコンで入力してもらう。
氏名は相手が慣れない外国名なので、
入力ミスが無いよう自分自身も注意が必要。
個人識別要項として身長と瞳の色を訊かれ、
臓器提供の意思も必須事項で質問される。
入力後、印刷された用紙を確認し、
全ての項目に間違いが無ければ申請料を支払って終了。
手続きはとても簡単。
申請確認用紙
印刷して渡された用紙には
個人識別用のPINコードとPUKコードの
前半4桁が記載されているので、
絶対に無くさないように！
このコードが、以後紹介する
「CIEでのINPS登録方法」で必要な暗証番号となる。
CIEの受け取り
申請から約1週間で出来上がるので、
指定の日以降
市役所戸籍課の同じ窓口へ受け取りに行く。
自宅への郵便発送はない。
その際にも、パスポートで身分証明をする必要。
受け取った際に同封されている用紙に
PINコードとPUKコードの
後半4桁が記載されているので、
こちらも絶対に無くさないように！
有効期限が10年もある上
身分証明書として1番効力（信用度）が強い為、
1度取得するととても便利。
管轄市役所への住民登録が済んでいれば、
留学生でも申請可能。
住民登録申請については、
必要書類、申請料等、
各居住区域の市役所にお問い合わせ下さい。
▶在イタリア日本国大使館（ローマ）
▶在ミラノ日本国総領事館（ミラノ）
▶イタリア政府 公式サイト
▶イタリア警察 公式サイト
もしくはエージェント会社などに問い合わせる等、
最新の情報は必ずご自身でご確認下さい。
▶本記事の出典元ブログ記事
▶元ブログ「シエナの坂道。。」
【イタリア就活・就労・一般情報】目次
▷▷就活・就労
① イタリアの就労事情
② イタリアの履歴書
③ ネットで仕事を探すなら
④ 新規雇用許可枠
⑤ イタリアの失業率
⑥ ワーホリ協定発表
▷▷生活一般情報
① CIE（電子身分証明書）の申請 ←今ここ。
② INPSの登録（CIE登録）
③ イタリアの保険証
④ 新型コロナウィルス ワクチン予約
⑤ 保険証の自宅郵送
⑥ 保険証の更新
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？