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妻と僕のPMDD生活43日目

UFOを操るPMDDの宇宙人。

PMDD妻は感情の起伏が激しい。

PMDDの感情はジェットコースターに
例えられることが多いけれど、
僕の肌感ではもっと禍々しい動きのUFO。

突然消えたかと思うと、
再び歪な所から現れて、
高速スピードで右往左往する。

まぁ、UFOを見たことはないけれど。

ただそれくらい予測不能な動きということ。

人の感情とは不思議なものです。

ましてや妻はPMDD。
PMDDは生理前の感情の起伏が激しくなる。

UFOを操る妻は宇宙人だと思う。

操っているのか、動かされているのか。

それは誰にも分からない。

今、妻は胃炎に苦しめられている。
そしてPMDD期だ。

体調が悪い上に感情が右往左往する。

時空の歪みさえ感じる負のオーラ。

ブラックホールさえも、
吸うことを躊躇うほどドス黒い。

そんな時、僕は妻に近づかない。
だけれど夫婦である以上、
ある程度の時間の会話は要する。

そのある程度の時間で姑の如く、
妻はチクチクと攻撃をしてくる。

最初はチクチク、
最後はグサグサ。

これなーんだ?

正解は妻の口撃。

妻の行動は本当になぞなぞだ。

謎だけでは収まらない。

キッカケは何でも良い。

「朝もう少し早く起きろ」とか、
「パンが少し焦げている」とか、
「コーヒーがぬるい」とか。

コーヒーに関しては妻がすぐに飲まないだけ。

この些細な出来事が大きく膨らんで、
最終的には大声をあげて怒声を浴びせる。

そして、ピタッと止まる。

そして、再び怒声。

「そして」と言うには、
あまりに前後の行動と繋がりがない。

ただ妻は仕事を頑張っている。
胃炎になるほどに。

だからこそ家では
出来るだけ甘えさせてあげたい。

ストレスを感じさせないように、
日々を穏やかに過ごせるように。

シャボン玉を両手で優しく包むように、
妻の気持ちをそっと支えたい。

なんて思ってはいるけれど、
現状は怯えて近づかないようにするだけだ。

それが宇宙人妻との
適正の距離感なのかもしないけど。

関与しすぎると爆発する。

そうも思えてきた。

妻はUFOを操る宇宙人。

右往左往に感情が向いて、
突然消えたかと思えば、
再び猛スピードで向かってくる。

そんな妻を近くで見ていたい。

そう思える僕は
都市伝説好きなのかも知れない。

信じるか信じないかはあなた次第。

メガッパ

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