<Vol.52>気づいたら周りに誰もいなかった…というお話

『気づいたら周りに誰もいなかった』

この言葉だけを切り取ると「かわいそうな人」とか「根暗なの…?」と思われてしまいそうです…苦笑。

まぁ一概に否定できないところではありますが、今回はもうちょっとポジティブなお話です。

要は「継続することって大事だよね」という主旨でまとめてみたいと思います。


<お風呂上がりのストレッチ>

僕は「お風呂あがりのストレッチ」を小学3年生の頃から昨日の夜まで、一日たりとも欠かすことなく継続しています。

腕の骨が折れた日も、修学旅行の日も、どんちゃん騒ぎをした飲み会の日も、どんな時も必ず取り組んできました(時には空気を読まないくらいに)。

そもそも始めたきっかけは、周りの友達よりも野球がうまくなりたかったからです(当時は少年野球をやっていました)。

「どうやら速いボールを投げるためには、体が柔らかい方が良いらしい…」

この情報をどこからかゲットし、自分なりにアレンジして取り組み始めました。

その頃は周りにストレッチをやっている子も少なからずいたので、特別な意識もこだわりもありませんでした。

しかし、小学校→中学校→高校→大学と進むにつれて、次第に周囲の「ストレッチ人口」は減っていき、社会人になって気づいてみれば

「毎日ストレッチをしているなんて凄いですね」

と言われるようになってしまいました。

僕はただ毎日同じことをしていただけのはずなのに…。

周りがどんどん脱落(卒業?)していき、結局僕は一人ぽつんと取り残されてしまう形となりました。


<ブログの更新>

2013年12月。

僕は新しいことに挑戦しようと考え、ブログ作りに着手しました。

そもそもは本田健さんの著書「ユダヤ人大富豪の教え」という本を読み、触発されたのがきっかけです。

特に刺激を受けたのが

『収入=提供したサービスの質×量』

という一言。

当時の僕は”稼げていない自分”にコンプレックスを持っていて…どうにかしたいと思いながらもどうすればいいのかわからない…というジレンマに陥っていました。

その時に出会ったのがこの言葉でした。

「そうか…僕は全然世の中にサービスを提供できていないのか…」

そう気づいた瞬間から人生が回り始め、実労働だけでなくブログというツールで世の中に多くのサービスを提供したいと考えるようになりました。

当時、僕の周りにはブログ作りに勤しむ友人が2人いました。

それだけでなく「ブログサークル」というサイトの中にも、励ましあう知り合いが数名在籍していました。

あれから7年。

当時の知人は全員ブログを閉鎖(卒業?)してしまい…。

結局、僕はここでも一人ぽつんと取り残される形となりました(当時立ち上げたブログがこちら)。


<継続することの意味>

「継続することには価値がある」

この言葉は世の中に溢れるばかりに出回り、もはやチープな印象さえ感じさせてしまいます。

しかし、継続がもたらす効果はとてつもなく大きいです。

それは「積み重ねることによって能力が高くなる」だけではありません。

積み重ねていく過程で「ふるい落とし(淘汰)が起こる」ことも大きな意味を持っています。

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『お風呂上がりのストレッチ』をやり続けた僕は、結局ストレッチに関する仕事に就きました。

経験と積み重ねてきた時間軸は不可逆的なものであるので、(どんな博識の学者を相手にしたとしても)僕はストレッチの魅力を自分の言葉で語ることができます。

『書くこと』をやり続けた僕のブログは、今では累計300万PVに迫る勢いで拡大してきました。

ライティングスキルだの、SEO対策だの、プログラミングだの、専門知識もスキルも何もないズブの素人であっても、継続することでそれなりの力(収益も含めて)がついてくることがわかりました。

だからこそ、

『気づいたら周りに誰もいなかった』

この状況は大チャンスであることを伝えたいです。

皆さんが毎日当たり前に続けていることはありますか?

きっとそこには自分が思っている以上の価値が眠っています。

掘り起こせるか否かは自分次第。

ぜひ自分の生活に目を向けて、自分の価値に気づいてください。

皆さんの活躍を心から応援しています。

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セラピスト特化型の人気コラムです。普段セラピストを教育する立場にある筆者が、セラピストとして大切なことをギュギュッとまとめてお届けします。

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