6/365 本日の映画『ブルージャスミン』 ウディ・アレン監督
こんなにいいやつのいない映画はあまり少ないかもしれない。
少数派の金持ち主人公映画は世間体から嫌悪感を抱かれやすく、あまり好まれないせいか
最終いいやつになるオチがほとんどなんだけど
だがこれは展開が進むたびにいいやつから遠のいていく。
けど、今作を見ているとどこか憎めない所があり
自分に言われているかのような…。
実際に私生活で家族を苦しめ家庭を崩壊させたアレン自身の体験した事であって
"人は事実さえも自分の都合のいいように塗り替えようとし過去を、自分を美化しようとする。"
そういう自分自身の恥部を
作品に盛り込んでしまう作家の"性"であり
これはもう映画監督という
特殊な人種の"業"と思える。
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