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努力の仕方~頭の使い方~

はじめに

こんにちは。今回は努力の仕方というテーマです。

最近では少なくなってきていますが、努力=美徳みたいな文化ってありますよね。今回はどうやって努力をすればよいのかということを話します。


2000年以上前から教えてくれた

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紀元前三世紀に活躍した思想家で韓非(かんぴ)という人がいました。この人の言葉で

事の理によるときは、労せずして成る。

という言葉があります。意味は「理にかなった事をすれば苦労せずとも目標は達成できる。しかし、理にかなわぬ事をやっていれば、いくら苦労しようとも事は成就しない。」という意味です。

例えば、A君とB君が東京から青森に電車を使わないで行ってくださいと言われたとします。A君は日雇いのバイトをし、原付を購入して青森に向かいました。B君はなるべく早く着くために直ぐに自転車で出発しました。

A君はスロットルをひねるだけで着きますが、B君は初めは勝っていますが、途中でA君に追い抜かれて、必死にこぎますが追いつくことはできませんでした。

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このようにA君は楽で尚且つ早く青森につくことができました。したがってA君の方法は理にかなった事だと言えます。

それに対して、必死さで言えばB君の方がありますが、B君の方法は疲れる上に遅いので理にかなわないこととなります。

つまり韓非の言いたいことは正しい方法で努力すれば楽に目標達成できるが、正しくない方法だとどれだけ努力しても無駄ということです。


中学時代の監督が教えてくれた

私は中学時代野球部で活動していました。そこの監督はよく

1日1万回目的無く素振りをするならただの自慰行為。100回でも目的をもって素振りしたほうがよっぽどためになる。

と言っていました。つまり素振りをすることが目的ではなく、何のために素振りをするのかの目的を持つことが重要だということです。

素振りをして「努力してる自分」に酔うだけでは自慰行為になってしまいます。回数ではなく、「なぜそれをやるのか」を意識して行う必要があります。(例えばスイングスピードを上げるために素振りをするとか)


勉強でもこれがすごく大事

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勉強ができる、できないの違いは、先天的なものもあると思います。しかし、ある程度までは勉強をする方法を考えることができるかということに違いがあると思います。

例えば英単語のテストがあった時に、A君はひたすら書き写す、B君は英単語を音を聞き、発音し、書き写す、としたときにどちらがいい点数を取れるかというとおそらくB君だと思います。

A君は点数が取れずに「自分の努力が足りない」と思いますが、実はずれていて勉強の仕方を考えることが足りないのです。


努力の仕方を考える努力

大切なのは努力の仕方を考える努力です。

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このようにしてみると、A君とB君では勉強をする前から差がついています。自分にとってその努力が理にかなっているのか、なぜ努力するのか、他にどんな方法があるのか、を考えることが重要であるということが一番言いたいことです。

しかし実際に考えてみると、様々な方法がある中でどれが一番理にかなっているのかを考えるのは難しいです。日々それを考えることによって、理にかなう努力の仕方を身につけられると思います。


私も自慰行為にならないように気を付けます...アーメン

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