坂西涼太

俳句を詠みます。俳人協会会員、俳誌「少年」会員(#秀句巡礼 連載中)┃護憲派、反核派、…

坂西涼太

俳句を詠みます。俳人協会会員、俳誌「少年」会員(#秀句巡礼 連載中)┃護憲派、反核派、たけのこの里派┃アレルギー児、不登校児の親┃〈猫に優しい社会を〉肉球新党。WEBライター歴あり。

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    日頃起きたことや考えたことを文章にしています(雑に言えば、Twitterの拡大版的な位置づけです)。

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自己紹介×ポートフォリオ│坂西涼太│はじめまして(随時更新)

noteをご覧の皆様、はじめまして!坂西涼太と申します。 こちらの記事は、「自己紹介・ポートフォリオ」として作成したものです。ご覧いただきありがとうございます。早速ではありますが、私のプロフィールをご覧ください。ライター用、俳人用と二つ作りました。 名前:坂西涼太(ペンネーム&俳号) 住所:埼玉県 出身:群馬県 性別:男 活動:フリーライター、俳人 Twitter:@r_sakanisi チャットワークID:r_skanisi ※ お仕事のご依頼・ご相談承り

    • メーヤウさんでカレーを食べた話

      今週、昼時に西早稲田を通りかかる用事があって、メーヤウさんに行ってきました。 ▼メーヤウ公式 初めてメーヤウさんを意識してから2年くらいは経ってる筈。行きたいなと思いつつ、なかなか毎日のルーチン生活に追われて西早稲田に、いや副都心線そのものに乗る用事もなく生きてきたわけです。 ▼メーヤウ復活に至る経緯 前置きが長くなりました。 で、食べたカレーがこちら。チキンカレーです。ちなみに前払い制。支払いはSuica、PASMO、PayPay…だった筈。現金の取り扱いはありませ

      • 秀句巡礼番外・句具ネプリ冬至編(後編)

        吊革も吾も斜めや十二月 笠原小百合 一年の締めくくりである12月。色々な雑事、用事が殺到して、日常生活は自然慌ただしくなる。そういえば、この一月、通勤電車の非常停止が多かった。うち一回は吊革を掴み損ねて見事に2メートルくらいは飛ばされてしまった。掲句の「斜め」は、受け取る人によって向きを変えそう。用意周到に前のめりな方もいよう、後手後手に忙殺される方もいよう。私は後者。来年こそ前のめりに色んなことにチャレンジしたい。 ずいぶんともこもこしたる歳暮かな このはる紗耶 「ず

        • 秀句巡礼番外・句具ネプリ冬至編(前編)

          #句具ネプリ、今回もとても楽しく拝見しました。色んな方の色んな作風に触れることができるのが醍醐味ですね。特に好きな句をTwitterで挙げたので、簡単に鑑賞してみたいと思います。 街小春鎧坂下理容店 吉田芳子 漢字のみの表記ゆえ目立つ。その硬さに触れつつ読めば、ただ硬いだけの句でないことが明らかになる。小春の理容店がこの句の核。サインポールと大きな鏡、雑誌を手に憩う客たちの背など穏やかな光景がありありと浮かぶ。この触感のギャップ。敢えて食感に例えるなら、外はカリッと中はふ

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          創作活動とサステナビリティの視点からみるハラスメント問題

          昨日TwitterのTLに流れていたこのツイートからご紹介します。 続いて、本体のnoteの記事がこちら。 高松霞さんは、以前からこの問題に取り組まれて度々ツイートやnoteで情報の発信をされていました。 結社をはじめとする創作集団(その関係性の延長としての個人間を含む)におけるハラスメントについては、個人的に思うところもあり、私も過去の高松さんのnote投稿にコメントを寄せたことがありました。 私ごとですが、最近、俳人協会の「俳句文学館」12月号に「俳句界とSDGs

          創作活動とサステナビリティの視点からみるハラスメント問題

          【自句自解】子連れ(LINE)句会への参加と自句自解

          こんにちは、坂西涼太です。 早いもので、6月に入りましたね。ヤバいです。あっという間でした。年々「一年」の長さが短く感じられます。 この半年の間には、新たな出会いや嬉しいことがたくさんありました。中でも憧れの「子連れ句会」さんに初参加できたことには感慨深いものがありました。会を主宰する西川火尖さんからお誘いのメールをいただいた時は、嬉しさのあまりメールを三度見したほどです。 こんな距離感の句会に憧れる… 家庭的な都合(妻の仕事と子どもの習い事)で結社の句会にも出られて

          【自句自解】子連れ(LINE)句会への参加と自句自解

          感想:子連れ句会2・山眠る頃2020.12.27を読んで

          年末のある日、「子連れ句会」さんのネットプリントが配信されるとのツイートを拝見し、プリントできるのを楽しみにしていました。じつは個人的に「子連れ句会」さんの活動に対する興味と、いつの日か参加してみたいなぁという淡い希望を持っています。それには俳句と出会ってからの私自身の経歴も関係しているのですが、そのあたりは別の機会に書きたいと考えています。 さて。プリントしてみると、どれも興味深い句ばかり。一句一句がパッと見ただけでも「短歌だっけ?」というくらいにゆたかな世界を構成してい

          感想:子連れ句会2・山眠る頃2020.12.27を読んで

          2021年は、めっちゃ転がりたいのです

          新年のごあいさつ2021年、あけましておめでとうございます。コロナ禍のつづく中で皆様お変わりないでしょうか。ご挨拶が遅くなり恐縮です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 ちょっと別記事(「はたらく、ということ」)をフライング投稿してしまったのですが、この記事をもってnote書き初めとさせていただきます。 今年の目標はずばり!「めっちゃ転がりたい」をテーマに1年元気に過ごしたいと思っています。いきなりぶっとんだテーマですみません。いえ、酔ってはいません。どういうことか?

          2021年は、めっちゃ転がりたいのです

          はたらく、ということ

          「『仕事がないんです』って泣いている女の人がいてさ。それで、ああ、こういうのもいいかなぁって。」 こんにちは、坂西涼太です。今回は「はたらく、ということ」をテーマに記事を書いてみたいと思います。そんなに長い記事にはなりそうにないので、物足りなかったらごめんなさい。 タイトルについて、今、結論的に考えているのは「はたらく」=「はた(側、傍)らく(楽)」というもの。まわりを楽にしたり、楽しくしたりすることが「はたらく」ということなんじゃないかなと、私自身は定義づけています。

          はたらく、ということ

          日々のスパイス

          子育ての日々は、毎日バタバタしている。 長男誕生が2010年だったから、そんな生活がもう10年にもなる。我ながら驚きしかない。ウチには三人の息子がいて、当たり前だけれどそれぞれ性格も違う。日々ぶつかり合って大きくなる、その理屈は分かっていても、つい過干渉になったり、或いは逆に目と手が届かなかったりする。 今思えば、長男が幼かった日々はまだ(今と比べれば)余力があったと感じるけれど、だからといって一人っ子家庭が楽だとは思わない。育児はいつも全力だから、子どもの人数の多寡で手

          日々のスパイス

          『鬼滅の刃』ヒットに現代世相との親和性をみる

          ※ 一部ネタバレ要素があります。ご留意ください(11/2 08:10追記) 最近テレビで『鬼滅の刃』ヒットの背景や理由について解説される機会が増えた気がする。 その一つが先日の「ウェークアップ!ぷらす」。辛坊治郎氏は「水戸黄門」に喩え、「勧善懲悪で必ず最後こうなるっていうのがわかる。安心して見てられる。見終わった後にストレスがたまらない。正義は勝つって…ここでしょう」と語っていた。 個人的には、この喩えはあまり正確だとは思えなくて、従来の勧善懲悪にはなかった「悪なりの事

          『鬼滅の刃』ヒットに現代世相との親和性をみる

          「なりきり俳句バトル」に初参加した話

          Twitterで、「なりきり俳句バトル」に初参加させていただきました。 発端はこのツイートがTLに現れたところから始まりました。 出句ははじめに4句なのか、一回戦の一句なのか不明だったのでDMで問い合わせると4句とのこと…。 ちなみにテーマ詠でそれぞれ 第一回戦:「大工」 第二回戦:「人を守る仕事」もしくは「悪者」 準決勝:「歌に関係している人」 決勝:「シェフ」 というお題がありました。そこで7/16出句したのが、こちら。 自己紹介俳号 坂西涼太 所属結社

          「なりきり俳句バトル」に初参加した話

          雑感~「ブラック企業」の功罪に対する個人的解釈

          「ブラック企業」について、下のようなツイートをコメント付きでリツイートしました。 発端は、朝日新聞のこの記事。 記事を読んだ瞬間の感想としては、「え、そうなの?」というもの。だってこれまで「ブラック企業」と呼んできたし、それは社会の特定の「誰か」がそう呼んだのではなく(少なくそれだけではなく)、むしろこの言葉があったればこそ、さまざまなニュースが瞬時に世間をかけめぐる「加速度器」みたいな言葉だったのにな、みたいなモヤモヤしたものでした。 ※ 鍵カッコ多くてすみません。

          雑感~「ブラック企業」の功罪に対する個人的解釈

          【実録】小3児童の不登校#2

          9月中旬のある夕。 登校しぶり発生から2週間が経過した頃、担任と学年主任がわが家にやってきた。 「仕事あがったらすぐ帰宅するから、待っててもらって」 との妻のLINEを見ていたので、早めに帰宅した私が一次対応を行った。 担任Oは、短髪・厳つい雰囲気の、いかにもテレビドラマなんかに出てきそうな体育教師。体格は立派だが、顔はどこか酒焼のように赤みを帯びている。一方の学年主任Mはちょっとキツそうなショートカット女性教師だ。ちなみに、この学年主任の先生は昨年(2年次)の担任だ

          【実録】小3児童の不登校#2

          【実録】小3児童の不登校#1

          小3にして不登校になった息子。 はじまりは、夏休み明けの8月最終週からだった。 いや、じつはもっと前からその芽はあったのかもしれない。 一学期の半ばくらい。 「おれ、担任の先生キライだ。すぐ怒るし、乱暴な言葉使うんだ。友達が怒られてるの見るだけで可哀想になるし、自分が怒られるかもって思うと嫌なんだ。だから学校に行きたくない。」 … たしか、日曜日の午後昼時だった。 私は妻と顔を見合わせた。 一過性というか一時的にそう言ってる可能性もあったし、ではなくて確固たる決意のもとに

          【実録】小3児童の不登校#1

          2020年5月「命吹き込む」

          3月を疑ふ人気なき日向 どんと来て朝寝を破る吾子ふたり 朝寝覚め夢の吉凶定まらず 起きてなほ夢見心地の朝寝の児 犬の毛を鋏で手入れ春夕焼 春雷の絵ごとに光る町画廊 風船に命吹き込む三兄弟

          2020年5月「命吹き込む」