見出し画像

「考え方を変えると…」リフレーミング

生徒には様々な特徴があります。行動が遅い、言葉遣いが荒い、1つのことに集中して取り組むことができないなど千差万別です。これは生徒に限らず教員にも言えます。学年主任をやっていると同僚の様々な特徴に気付かされます。生徒も教員も日々の生活の中で身に付いたこれらの特徴はなかなか治らないもので、時に周りを困らせることもあります。それに対して受け手はストレスを感じることもありますがそのような時、役立つ心理学の考え方があります。それは

リフレーミング


これは人それぞれ心理的枠組み(フレーム)を無意識に持ち、物事や人に対する意味や印象を決めています。それをリフレーミング(フレームを変化)させることで理想に向かえる有効な状態にしていくことを指します。次の絵を見て下さい。これは何でしょう?


画像1


では、実際にリフレーミングして視点を広げてみると、


画像2


このように考え方や視点を変えるとまた違ったものが見えてきます。今度は考え方の例として先程挙げた生徒の【行動が遅い】という特徴をリフレーミングしてみると【よく考え慎重に行動できる】と捉えることができます。今まさに就職や進学の試験の際、担任が提出している調査書の生徒の人柄を表す欄にはこのようにリフレーミングされた言葉が並んでいると思います。このリフレーミングを学ぶことによって、失敗したとき、悔しさで前に進めないとき、プレッシャーがかかっているときなど、行き詰まっている状態の認識の枠組みを変え、新たな選択肢を見出すことができます。


言葉一つで印象は変わる


画像3


一見すると難しく感じることも、枠組み次第で「できそうなこと」に変化させることができます。次のように担任から出願先について説明されたらどうでしょうか?


A:第一志望大学が不合格になる確率が10%です。

B:第一志望大学の合格率は90%です。


これはどちらも同じ確率ですが少しAの方がネガティブな印象になります。このようにフレームは私たちの判断にも影響を与えていきます。物事は常に中立でその物事に意味づけをするのは私たち自身です。悩みや落ち込み、問題や停滞といった行き詰まった状態から、新たな選択肢に気付き、理想に向かって有効な状態にしていく時に活用できるはずなのでぜひ実践していきましょう。


最後までお読みいただきありがとうございます!サークルを立ち上げました!↓こちらもどうぞ!また良ければスキ♡やフォローをいただき、noteや教育現場をより良いものにしましょう!


たるみん先生制作の私のMetaMoJi実践事例②のYouTube動画もぜひ↓


8/27に学校のICT推進(リモート授業など)を考え、意見交換ができるサークルを立ち上げました。まだ4名しかいませんが50名以上の学校関係者やICT機器関連の方、保護者の方の登録を目指しています。ご興味がある方はコメント欄に書き込み、そしてサークルへのご参加よろしくお願いします!

この記事が参加している募集

#スキしてみて

527,285件

学校ICT化のために有意義に使わせていただきます😁