1年半で営業マンを辞めて、今は先生③
①②のスキ♡15以上いただきありがとうございます。先生から一般企業に転職する人と一般企業から先生(教育関係)に転職する人、割合としてどちらが多いのか気になりますね。ちなみに私の学校(教師数は約100人くらい)で企業を経験された方は1割くらいでしょうか。その中で営業職経験者となると、もっと少なくなると思います。やはりマイノリティですね。
教師は営業マンと違って歩合制ではないので進学率を挙げても給料+αもらえません。当たり前ですが。また在職期間、特に「教諭」になってからの期間が給料に反映されます。このあたりは本校が特殊なのかもしれませんが先生には教諭、常勤講師、非常勤講師と大きく分けて3つの役職に分かれます。公立と私立とでは多少異なりますが徐々に兼務者(非常勤講師)の割合が増えてきていることが知られています。令和2年度の学校基本調査の勤務形態のデータをグラフにまとめると以下のようになります。※多少誤差があるかもしれません。詳しくは学校基本調査のデータを御覧ください。
令和2年度学校基本調査:勤務形態比較(抜粋)
小中学校に比べると高校での兼務者(非常勤講師)の割合が高いのがわかります。さらに
高校(私立)における非常勤講師割合
明らかに私立高校の方が非常勤講師の方の割合が高くなっています。これは年々増加しているという調査結果があります。また
非常勤講師率の高い都道府県
地域別に見ると、小中学校非常勤教職員率の全国平均は9.75%。非常勤率が最も高いのは東京都で21.77%(偏差値77.1)。2位は香川県で19.55%。3位以下は広島県(18.69%)、三重県(18.64%)、京都府(17.14%)の順。一方、最も非常勤率が低いのは福島県で4.77%(偏差値34.0)。これに宮城県(6.35%)、山形県(6.41%)、北海道(6.43%)、青森県(6.61%)と続いています。(引用:都道府県別統計ランキングと県民性より)
教諭になるために
つまりフルタイムや永久雇用ではなく、副業(兼業)をしながら先生をしている方が増えていると言うことです。学生の時はそんなことを意識することなく「みんな同じ先生」だと思っていましたが学校現場で働き始めて知りました。また常勤講師も身分を保証されているわけではないので教員採用試験や様々な取り組みを認めてもらうことで教諭採用になる方がほとんどです。私も必死に教諭になるために頑張った記憶があります。
先生も副業してもいい?
近年、働き改革の一環で残業が減り、さらにコロナ禍によりリモートワークが増え、一般企業に勤める方は、給料が減っています。その中で副業や兼業を認める企業も増えてきたとニュースで見かけたことがあります。今後はもしかしたら当たり前のように副業をする先生が一般化するかもしれません。いや、すでにそういう先生がnoteや書籍の出版、デリバリーのドライバーなど私立ではスタンダードになっているとしたら私は時代の変化についていくことができていないと感じます。
先生を辞めても困らない生き方
私にはまだその覚悟はありませんが何かあった時に辞めても困らないという準備は必要かもしれませんね。どんな仕事にしても1本だけに絞るというよりはこれからは様々なことを並行して行うことができる「マスチタスク型の生き方」が重要になってくるように思います。まずは無償でも自分の得意なことから始めてみましょう!
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